biblioのバックライト設定

2010年1月28日 11:00
(橋本保)

 引き続き、ケータイ読書体験の話です。

 biblioを実際に使ってみてから気付いたのは、文字を読む速度とバックライトの点灯時間の関係です。1画面に表示した文字を読み終える時間は人によって、本の内容によって差があるはず。またフォントのサイズを変えると、1画面に表示される文字数が変わるので読むスピードに影響します。初期設定では、1画面を読み終える前にバックライトが消灯してしまうこともあるはず。その際は、バックライトを点灯させるために何かボタンを押さなければいけません。これは結構面倒なので、バックライト点灯時間を調節することをおすすめします。

 操作方法は、機能→画面表示→照明→ディスプレイ照明→照明点灯時間で、任意の秒数を入れます。また本の内容によって1画面を読むスピードは変わるはず。ここはチェックしてみて下さい。

 あと本の格納先です。biblioは、7GBの本体メモリを備えていますが、microSDカードにも書籍データを保存できます。いまmicroSDカードは、メーカーを問わなければ1000円以下で購入できるのに7GBの本体メモリって必要? と思われるかもしれません。ですが、この価格がポイントです。ご存じのとおり、外部記憶メディアは、日進月歩で大容量化が進んでいるため値崩れも激しい。1年後には同じ出費で、もっと大容量のmicroSDカードが買えるかもしれません。その間は、書籍データを本体に保存しておけば良い。7GBの本体メモリには、こんなメリットがあるでしょう。

 最後にスクラップ機能について触れておきます。電子書籍を閲覧中、任意のページをスクラップしたいとき、メニュー→スクラップと辿ると表示された画面がメモされます。EZwebの画面メモと同じことをブックビューアーでもできるわけです。本を読んでいて、ちょっとメモっておきたいフレーズなどを見つけたときには便利なはずです。

 実際に使ってみて気付いたのは、これらの機能はbiblio固有の機能ではないこと。逆に言うと、auの最新機種は、それほど電子書籍がアクティブに楽しめるということでしょう。なんだか複雑です。