「○○が痛い」をケータイで英語に訳す

2009年1月16日 11:00
(湯野康隆)

 W64SHはサイズに比例して機能も満載。というわけで、ほかの機種には無い機能を紹介したい。

 数ある機能の中で今回ピックアップしたのは、電子辞書機能の「スマートリンク辞書」の一部として搭載されている「日英翻訳」だ。利用シーンに応じた英文をキーワード検索できるというのは、わりとありそうな機能だが、W64SHの場合、そこから先が違う。

 たとえば、旅行中に歯が痛くなった場合を想定しよう。W64SHの「日英翻訳」機能を立ち上げ、まず「痛い」と入力する。すると、「痛い」という言葉が入った例文が日本語でリストアップされる。その中に「胃が痛いです。」という候補が見つかるので、それを選択。すると、「My stomach hurts.」という訳文が出るのだが、ここからがW64SHの偉いところ。

 訳文の上に表示されている日本語の例文のうち「胃」の部分にアンダーラインが入っており、W64SHでは、ここをほかの言葉に差し替えられるようになっている。左ソフトキーを押して「編集」を選ぶと、ほかの候補が現れる。候補の中に「歯」という言葉は無いのだが、候補リストの上にある入力フォームに「ハ」と入れると「歯」や「肺」「歯茎」「鼻」という候補が出てくる。ここで「歯」を選ぶと、訳文が「My teeth hurt.」となり、それを音声で読み上げさせることもできる。「hurts」が「hurt」になっている辺りの文法処理も芸が細かい。

 W64SHを持って英語圏に出かける時には心強い。