冬モデル、端末ぐらいはスリムでありたい

2008年11月20日 11:00
(太田亮三)

 Sportioを日頃使っている筆者は、その小ささに慣れてしまったこともあり、一般的な大きさの端末に乗り換えるのはそれなりに勇気がいりそうだ。秋冬モデルとして発表された端末を一通りチェックしたが、折りたたみ型で10mmを切る薄さのモデルがある一方、機能面の充実を考えるとそれほど選択肢は多くないように思えた。

 そんな秋冬モデルで注目したいのは、NTTドコモの「amadanaケータイ N-04A」だ。発売時期が2009年の1~3月とやや先で、発表会の展示会場でもソフトウェアが開発途中で完成されていなかったのが残念だが、スペックを見るとなかなか期待が持てる内容だ。GPS非搭載という点は非常に残念だが、会場の担当者によればアンテナ位置の確保などが難しかったようだ。逆に言えば、GPS以外の機能はほぼ網羅されており、機能面で非常に頼もしいモデルといえる。

 ボディはスライド式で、注目したいのは最薄部12.9mmとかなりの薄型モデルだというところ。コンパクトなSportioを使う身として、この薄さなら乗り換えてもいいかも!? と思えるスリムな仕上がりが印象的だった。

 N-04Aなどもそうだが、ドコモが発表したモデルの中には2009年の春に近いタイミングで発売されるモデルがいくつかある。約半年先までのラインナップを一望できるのは嬉しいことだが、ケータイの情報に常日頃触れる身としては、発売される頃には自分の中で端末に対する新鮮さや期待が失われていないかどうかが心配だ。ケータイの中のコンシェルジュもいいのだが、20機種以上もラインナップするのなら、買う前にもコンシェルジュが必要なのではないだろうか。