「WILLCOM CORE」をゆる~く解釈

2008年10月24日 11:00
(すずまり)
 つい最近、ウィルコムさんから「WILLCOM CORE」のオリジナルストラップが送られてきました。革のしっかりした作りです。以前のアタシならピンクなんて絶対選ばなかったと思うんですが、最近は違いますよッ。なぜ違うかは詳しく説明しませんが、持ってるWILLCOM 03がピンクだからということにしておきましょう。

 で、本誌でも記事に何度か登場している単語「WILLCOM CORE」。なんぞやといえば、ウィルコムさんの「次世代PHS」のブランドネームです。でもこれだけじゃさっぱり分かりませんね。次世代とか3G、3.5G、3.9G、果ては4Gまで、聞いてると煙に巻かれたような感覚になりますね。

 ニュースでも技術的な講演に関するものがほとんどなので、難しい言葉が多くて面倒くさいから記事ごとスルーという方も多いのではと(苦笑)。そんなわけで、改めて「WILLCOM CORE」について頭の中を整理しようと思ったのでした。

 改めて情報をかき集めるとこんな感じです。

「WILLCOM CORE」の概要

 「WILLCOM CORE」が目指すシステムスペックによれば......

 ・伝送速度は、将来的に上下それぞれ最大100Mbps →ワイヤレスで高速インターネット接続ができる
 ・300km/h以上で、新幹線でもブロードバンドを実現 →移動中も安心して利用できる
 ・都心部などでも安定した実効速度を維持 →どこにいても高速でつながる

 実際の速度はだいたい20Mbps程度らしいですが。何はさておき、ご家庭とほとんど変わらない常時接続環境がモバイルでも実現する、と考えてよさそうです。公衆無線LANですと専用スポットにいないと利用できません。でも「WILLCOM CORE」が実現したら、特に都内なら場所を気にすることなく接続でき、あんなものやそんなものがストレスなく楽しめるということですね。なお、「CORE」とは"Communication Of Revolution & Evolution"の略だそうです。

 ちなみに、先日の「BWAユビキタスネットワーク」の記事は、このモバイルブロードバンド環境を定点カメラを使ってもっと有効利用できないか? ということで行われたセミナーです。

「WILLCOM CORE」のインフラは?

 現行のPHS用に設置済みのネットワーク(約16万局のマイクロセルネットワーク)に、OFDMAやMIMOなどの新たな技術を追加することで実現するそうです。つまり、今あるインフラをそのまま活かして構築されるのですね。「つまり、WILLCOMが今の通信速度からブロードバンド並のスピードを実現するために、既存のインフラを活かしてあれこれ改良を加え、準備してるそうな」くらいの解釈かな。

サービス開始時期

 2009年4月から山手線内で試験サービスを開始。商用サービスは10月から。この時点で東名阪もカバーするらしいです。2013年3月末までに全国の人口カバー率92%、846市町村でのサービスを提供予定とか。

WILLCOM COREが使えるプロダクトについて

 WILLCOM CORE対応W-SIM、CPE(加入者宅内装置)、データカード、UMPC、スマートフォンなど。そのほか、こんなものが想定されているようです。製品化は未定ですが、実際にはPHSとWILLCOM CORE対応のデュアル端末が提供されるとか。

気になるお値段

月額3,000円~4,000円程度になるらしいです。


 駆け足で解説というより、駆け足でざざっと情報を集めてきた感じですみません。でもここまできて、ようやく具体的な感じがしてきたような? 果たして、来年の4月まで、いや今から1年後の10月まで待てるのかーーーーーッ?>自分

 もちろんWILLCOM 03で利用できたらうれしいですが、その前にmicroSDHCに対応してくれたらもっとうれしいな~というこの頃です。動画とか音楽とかいろいろつっこんでおきたいんですけど......。