みんなのケータイ
モバイルバッテリーを使い分けよう
【iPhone 6】
白根雅彦
(2015/9/10 06:00)
スマホのバッテリーはよほどヘビーに使いすぎない限り、1日は使えるものだが、電車移動や待ち時間が長いときはついつい使いすぎて、家に帰り着くときには残量30%、みたいなこともある。そんなときに備え、筆者は大小数種類のモバイルバッテリーを使い分けしている。
よく持ち歩いているのは、2200mAhの小型バッテリーだ。展示会や発表会でノベルティとして配布されることがあり、同じようなデザインのものを無駄に3本も持っている。形状的にカバンのポケットや荷物の隙間に入れやすいので重宝している。
2200mAhというと容量的にはやや控えめだが、もともとバッテリー容量が少ないとされるiPhoneにとっては、予備として十分な容量と言える。ゼロから100%まで充電できなくても、家に帰るまでもたせるくらいなら問題ない。
泊まりがけの外出時は、一回り大きい5400mAhのものを使っている。泊まりがけでなくても、タブレットやデジカメも充電したいときは、複数のUSBポートがあるこちらのサイズのものを使うことが多い。
通常ならこのくらいの容量で困ることはないが、今年4月に購入したMacBookもUSBから充電可能なため、MacBookを長時間連続稼働させたいときは、もっと大容量なcheeroの13400mAhと20100mAhのバッテリーも使っている。
MacBookは本来、14.5Vで充電するのだが、5Vでも出力が2Aを超えていれば、使用しながらでもゆっくりと充電が可能なようだ(正式サポートはされていないので注意)。重たい作業をすると電力消費が電力供給を上回ってしまうが、テキスト編集作業やネットブラウジング程度なら問題ない。
たとえば先日、Wearable Tech Expoというイベントで講演取材をした際、cheeroのバッテリーで断続的に充電しつつ約7時間、MacBookでメモを取り続けたが、初日は20100mAhのバッテリーを半分くらいしか使わず、2日目は13400mAhのバッテリーを4分の3くらいしか使わなかった。いずれもMacBook側のバッテリー残量は無駄にほぼ100%。7時間くらいであれば、MacBookの内蔵バッテリーだけでも十分だったと思うが、モバイルバッテリーのおかげでバッテリー残量を一切気にすることなく、作業が行えた。
大は小を兼ねると言うが、ことモバイル分野に関しては、それを簡単に当てはめるのはオススメできない。利用デバイス、利用シーンに合わせ、なるべく軽いバッテリーを持ち歩こう。スマートフォンを充電するだけならば、cheeroの13400mAhクラスはちょっと大きすぎる。もちろん、モバイルバッテリーが必要とならないのが一番なのだが……。