みんなのケータイ
iPhone 15 Proの「オンラインパーソナルセッション」を受けてみました
2023年10月17日 00:00
iPhone 15 Proを買いました。これまでiPhone 14 Proを使っていて、今回は進化が小幅に思えたので、“購入は見送ろうかなぁ”とも考えていました。
ですが、周囲での盛り上がりに感化されて、やっぱり欲しくなり、予約開始日に予約してしまいました。
iPhone購入に際して、今回は2つの“初体験”をしました。1つは下取り。ここ数年、それまで使っていた古いiPhoneは「メルカリ」に出品していましたが、今回はアップルの「Apple Trade In」を利用することに。
筆者が使っていたiPhone 14 Proの128GBモデルの場合、下取り額は9万2000円と見積もられました。
「メルカリ」に出せば、もっと高く売れる可能性もあるのでしょうが、値引き交渉などのやり取りの面倒さや、販売手数料（10%）引かれることなどを考えると、下取りのほうがラクかなぁと思った次第。実際、非常にラクでした。
もう1つは「オンラインパーソナルセッション」を受けたこと。「オンラインパーソナルセッション」は、アップルが、アップルストアで製品を購入した人を対象に無料で提供しているサービスで、電話で1対1で使い方を教えてくれるというもの。
iPhone 15 Proの新機能はだいたい把握していましたが、実機に触れながら操作を確認できるのはいいなぁと思い、申し込んでみました。
アップルストアから案内メールが届き、そのメールからウェブにアクセスして予約できる仕組み。1回30分で、予約可能な日時が表示され、そこから選択します。
筆者の場合、9月22日にアクセスして、9月25日のセッションを予約できたので、そんなに待たされることはないようです。予約時に「iCloud」「写真とカメラ」「健康管理＆フィットネス」「旅行」「アクセシビリティ」などのトピックの中から2つまでを選択します。
セッションの前日にリマインドのメールが届き、開始時間になると、そのメールにある「セッションを開始」をクリック。
チャットができるウェブページが表示されて、案内に従って電話番号を入力すると、その電話番号に電話がかかってくる仕組みでした。購入したiPhoneの番号でいいのか、ほかの電話の番号のほうがいいのかと迷ったので、チャットで相談。
どちらでもいいそうですが、「ビデオ撮影など、音声を使う機能の説明には、ほかの電話のほうが都合がいい」との回答だったので、ほかのスマホの電話番号を知らせてそちらにかけてもらいました。
といったやり取りが必要になることもあるので、パソコンからアクセスし、iPhoneのほかに、説明を聞くための固定電話か携帯電話を用意するのがベストでしょう。
応対してくれたのは女性のオペレーター（正式な名称があるかも知れませんが……）で、丁寧でやさしい口調でした。「写真とカメラ」と「健康管理＆フィットネス」を選択していましたが、主に「写真とカメラ」について聞きました。
セッションの始めに、どんなことを知りたいかを確認してくれて、それに合わせて進めてくれる感じです。
iPhone 15およびiOS 17から新たに搭載された機能について聞きましたが、やはり、実際にiPhoneを操作しながら説明を受けると、すんなり入ってきますね。
セッションで教えてもらって最も役立っているのは、新しいポートレート撮影機能。わざわざ「ポートレート」モードに切り替えなくても、「写真」モードで撮る場合にも人物や犬、猫を認識し、背景をぼかせる機能。
そこまでは知っていましたが、撮影時に背景をぼかさなくても、「写真」アプリで、あとからフォーカス位置を変えたり、ボケを調整したりできることを教えてもらいました。
愛犬を撮影する際、いい表情で撮れたんだけど、部屋が散らかっていて、そのままではSNSに上げられない、といったことが結構あるんですよね。新しいポートレート機能、非常に重宝しています。
右：背景をぼかさずに撮影しても、ポートレート画像として保存されるため、「写真」アプリで被写界深度などの調整が可能
30分では物足りないかと思いきや、1対1なので、知りたいことに的を絞って、しっかり教えてもらえます。ビデオではなく音声だけなのも、緊張せずに話しやすかったように思います。
セッションが終わった後、iPhoneを使いこなすために参照すべきページのリンクをまとめたメールも届きました。アップルストアでiPhoneなどを購入した際は、利用してみることをおすすめします。