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「iPhone 15 Pro」を買ってLightning端子を完全排除しようとしたが、できなかった

 2023年もやってきた新iPhone発売のシーズン。今回の「iPhone 15」シリーズは、充電などに用いる端子が「Lightning」から「USB Type-C」に変更されるとあって、買い替えを考えている人も多いのではないでしょうか。

 筆者もその1人であり、端子がUSB Type-CになったらiPhoneを買い替えようと思っていたことからiPhone 15シリーズの発表直後に買い替えを即決。

 ただiPhoneは円安で値段が大幅に上がっているだけに、どのモデルを購入するか悩んだのですが、結果現在使っている「iPhone 13 Pro」を下取りに出することを前提に、「iPhone 15 Pro」を購入することにしました。

端子がUSB Type-Cになることに加え、手ごろなサイズ感で望遠レンズがあることから、iPhone 15シリーズは「iPhone 15 Pro」を購入することに

 どうせ買うなら光学5倍ズーム相当のカメラを搭載した「iPhone 15 Pro Max」の方がいいのでは? と思われる方もいるでしょうが、やはりサイズが大きいのと、19万近いお金を払うのはさすがに厳しい。

 かといって「iPhone 15」では光学2倍ズーム相当の撮影が可能とはいえ、それ以上はやはりデジタルズームとなるためiPhone 13 Proに慣れた身には辛い。ということで、使い勝手が大きく変わらないiPhone 15 Proを選ぶに至った訳です。

 そして毎年激しい競争となるApple Storeでの予約争奪戦を潜り抜けた末、発売日に無事iPhone 15 Proを入手することができました。

 実物を見ると端子はUSB Type-Cになっており、普段使用しているUSB Type-Cのケーブルをつないで充電したり、パソコンにデータを送ったりできるのはやはりメリットだと感じます。

当然ながら端子はUSB Type-C。iPhoneが対応したことで、USB Type-Cケーブルに一本化できるのが大きなメリットだ

 それゆえこれでようやくLightning端子から開放される、とこれまで使ってきたLightningケーブルを次々と回収。USB Type-C端子に統一してすっきりできた……と思ったのですが、よくよく見ると排除できないLightningケーブルが一本あるではありませんか。

 その理由はiPadにありました。実は筆者宅にあるiPadは、第6世代と結構古いもの。さすがに古いので、こちらも端子がUSB Type-Cに変わったら買い替えようと思っていました。

 そして実際に、2022年発売の第10世代iPadで、端子がUSB Type-Cに変更されたのを機に買い替えるつもりでいたのですが、そこでぶち当たったのが円安による値上げです。

筆者所有のiPadは、実は未だに第6世代。なのでこちらの端子は当然ながらLightningだ

 第6世代iPadを、32GBモデルではありますが当時3万円台で購入した筆者として、最も安い64GBモデルでも7万円近くに値上がりしてしまった第10世代iPadを買い替えるのは厳しい。しかも最近iPadの使い道が動画視聴などに限られつつあり、高い性能をあまり求めなくなってきていました。

 その結果iPadの買い替えは諦め、Lightning端子を備えた第6世代iPadを現役で使い続けることとした訳で、iPhoneを変えるだけではLightning端子を完全排除することはできなかったのです。

 もちろん、次の世代のiPadが出るまでに円安が収まっていれば即刻買い替えると思いますし、そうでなくてもOSアップデートに限界が来れば買い替えようと思ってはいます。

 ですが新しいiPadOSの「iPadOS 17」は、性能的には「iPhone 7」と同等なはずの第6世代iPadもサポートしていることから、少なくともあと1年は現役で活躍できそうな雰囲気。まだしばらくLightning端子と付き合う日々が続くことになりそうです。

第6世代iPadのチップセットは「iPhone 7」と同等の「A10 Fusion」と同等ながら、こちらは最新の「iPadOS 17」にアップデート可能。まだまだ現役で使えそうだ