みんなのケータイ
いまさらですがiPhoneの「Live Photos」って便利ですよね。
【iPhone 13 Pro】
2022年5月18日 00:00
iPhoneのカメラに「Live Photos」という機能がありますが、みなさんは使っていますか? 僕は、自分には必要がない機能だと思い込んでいて、ほとんど使っていませんでした。そもそも “動く写真” を記録しておく必要性を感じず、ファイルが重くなるだけの厄介な機能と捉えていたんですよ。
ですが、最近は、ほぼ常時、Live Photosをオンにして撮影しています。実は、めちゃくちゃ便利な機能だったんですね。「いままで無視していてごめんなさい」という気持ちになりました。
筆者がLive Photosで一番気に入っているのは、動く被写体のシャッターチャンスを逃さずに済むこと。1年半前に犬を飼い始めてから、愛犬を撮ることが増えましたが、狙い通りの構図・表情で撮るのが難しいですよね。シャッターを押した瞬間に動いてしまったり、かわいくない表情で写ってしまったり……。
Live Photosは、シャッターを押す前後1.5秒を含む約3秒の動画が記録され、その中の1コマを「キー写真」として通常の静止画として扱える仕組み。「写真」アプリにはキー写真が表示されますが、それが好みの写真でない場合は、「編集」機能でキー写真を変更することができます。この機能があるので、愛犬がなかなかカメラに目線を向けてくれなくても、「とりあえずシャッターを押しておこう」と思えたりもします。
Live Photosを撮る場合は、カシャッというシャッター音ではなく、動画の録音開始時と同じ、ポコッという小さな音が鳴ります。自分以外は気にならない程度の音量なので、レストランで料理を撮る場合にも好都合。これが気に入って、Live Photosを活用している人は多いのではないかと思います。
ときどき遊んでいるのが、Live Photos独自のエフェクト機能。Live Photosは撮影後に、撮影した動きを繰り返す「ループ」、動きが往復する「バウンス」、さらに「長時間露光」のエフェクトを付けて楽しむことができます。これも以前から知ってはいたものの、自分には必要ないと考えていた機能です。僕は自分で見て楽しんでいるだけですが、「TikTok」をやっている人にも利用価値は高そうです。
これまでLive Photosを嫌厭する要因となっていた画像ファイルのデータ量ですが、通常の「写真」モードで撮った場合と比べてみると、そんなに差はないんですよ。筆者は初期設定の「高効率(HEIF)」で撮影していますが、通常は2MBくらいの画像がLive Photosだと3MBくらいになることがある、という程度です。
筆者はiPhoneで撮った写真や動画は頻繁にMacにバックアップしています。そもそもiPhoneのストレージを写真や動画が圧迫することはなく、“Live Photosは重くて厄介” というのは取り越し苦労だったわけです。
iPhoneのカメラや「写真」アプリには、どんどん新しい機能が追加されます。なので、最初に少し試しただけで、使わなくなってしまう機能もあったりします。iPhone 13から搭載された「シネマティックモード」も最近はめっきり使ってないしなぁ……。宝の持ち腐れにしないように気をつけなければなりません。