みんなのケータイ
2021年の動画配信あれこれ。ツール、Xリーグ、ベラトールが全てスマホで見られる時代かぁ……
2021年12月10日 00:00
12月に突入し、年末ムードが高まってきましたね。2021年を振り返ってみますと、本当に怒濤の勢いといいますか、コロナに始まりコロナで終わる1年となりそうです。国際的なスポーツ大会が閉会してから、まだ3カ月しか経っていないとか、本当に信じられません。
さて、その大会の有り様とも通じますが、今年は外出を減らした結果、本当に配信動画三昧の年になりました。取材の関係もあって、動画配信サービスは積極的に使い込むようにしているのですが、ますます視聴間が増えました。特にYouTubeは、日常的な検索行動にも組みこまれたといいますか…。
たとえば、新作映画に関する情報が欲しかったら、今までならGoogleのニュース検索が頼れる存在でした。しかし最近は、専門の批評家の方が自らYouTubeで解説動画を配信しているケースがかなり増えています。こうなるともう、下手に検索するより、YouTubeで直接検索してしまったほうがいい。ですので最近は、劇場で映画を見終わったその帰り道、記憶がまだ新鮮なうちに解説動画を見て「そうそうそう、確かに!」「あれ、そんなシーンあったっけ?」などと一喜一憂するのがルーチンになりつつあります。
有料サービス、いわゆるサブスク領域では、今年はJ SPORTSオンデマンドの出番が多かったです。
私は自転車ロードレース観戦が好きなのですが、2021年シーズンはジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ、そして世界選手権が全てJ SPORTSオンデマンドの一契約だけで視聴しまくれるという、有り難い状況が復活したのです。
自転車ロードレースの中継は、放送時間が3時間を超えるのはザラなので、やはりテレビとスマホの両デバイスに対応したJ SPORTSオンデマンドならば、Fire TVがない部屋でそれこそ掃除・片付けしながらスマホ中継を楽しむとか、視聴の幅がやっぱり広がってイイです。
いやー、来年も タデイ・ポガチャル旋風が続くんでしょうかねぇ。2022年はそれこそさいたまクリテリウムあたりで勇姿を拝みたいものです。
動画配信の浸透を感じさせるのがもう1つ。国内の社会人アメリカンフットボールリーグ「Xリーグ」でも、有料配信がスタートしました。
8月からの約4カ月に渡って開催される公式戦66試合が、月額2200円で視聴できます。最終試合のライスボウルこそディレイ配信(例年通りなら、この試合はNHK BS1でテレビ生中継)とのことですが、原則生中継、実況解説付き、カメラスイッチングもあるという充実ぶりです。
プロスポーツならともかく、まさかアマチュアスポーツでもサブスクとは……。
この原稿をちょうど書いているタイミングでも、総合格闘技イベント「Bellator MMA」(ベラトール)が日本ではU-NEXTでライブ配信され(追加課金なし!)、その結果がスポーツ新聞でも大きく取り上げられていました。
映画などの配信が中心のU-NEXTがスポーツ領域に取り組む。ここでもやっぱり、時代の変化を感じてしまいます。
色々とりとめもなく書いてしまいました。他にもまだTVerで地上波番組のライブ配信が増えたり、プロレス団体「DDT」の配信サービスが大リニューアルしたり、トピックには事欠きません。
2022年、スマホが動画視聴デバイスとしてますます発展してほしいし、それを受けて配信事業者は、多機能化だったり、コンテンツ量の拡充をさらに追求してほしいですね。