みんなのケータイ
Kyashが好きだけど、Visa LINE Payプリペイドカードも使うようになりました
2021年9月7日 00:00
今回はキャッシュレスの話題を1つ。最近、私が愛用している決済サービスは「Kyash」です。極めて多機能なサービスのため、魅力を一口で語るのはなかなか難しいのですが、あえて申し上げるなら……
・900円払うと多機能な物理Visaカードが発行され、さらに決済金額が1%還元(月間上限あり)になる
・おサイフケータイ対応端末を組み合わせると「QUICPay+」でもタッチ決済できる
「au PAY プリペイドカード」ですとか、あるいは「三菱UFJデビット」とか、似たようなサービスはいくらでもあるのですが、「プリペイド」「1%還元」「(Android端末での)おサイフケータイ対応」を兼ね備えている例は意外とありません。私はおサイフケータイ信者でQRコード決済にはそれほど興味がないので、Kyashは良い選択肢になってくれています。「事実上の一択」くらいに思っていました……7月末までは。
その要因は、LINE Payが8月1日に導入した新制度です。
私はかつて「LINE Payカード(JCB)」をヘビロテしていて、本連載でも激賞しました。しかし段々とサービスが改悪されていき、2020年末にはカード発行自体が終了。以来、LINE Payへの興味はすっかり失せてしまいました。
現在は、LINE Payにチャージした金額をクレジットカード加盟店で使う手段は「Visa LINE Payプリペイドカード」へと切り替わっています。ただし物理カードの発行はなく、リアル店舗ではおサイフケータイ経由での「iD」「Visaのタッチ決済」限定です。通販サイトの利用は、カード番号さえ入力すればいいので、ほとんど問題なし。
またポイント還元は0%……だったのですが、これが8月1日から「1%」に増額されました。これは結構なモチベーションアップ要因ですよね! いやぁ我ながら現金な発想だ(笑)
私のLINE Payアカウントは本人認証も完了済みなので、 Visa LINE Payプリペイドカードの新規発行はあっさり終了。Android端末では「Google Pay」アプリを併用すれば「iD」「Visaのタッチ決済」の設定もすぐできました。 LINE Payはチャージ手段が豊富なのは間違いないので、「Visaのタッチ決済」は案外使うシーンが多そうです。
決済もスムーズにできたのですが、ちょっと残念なのがポイント還元のタイミング。1カ月あたりの利用分が、3カ月後の中旬(!)に戻ってくるといいます。つまり8月利用分が戻ってくるのは11月です。決済が完全に確定しないとポイントを発行できないとか、なにか理由があるのでしょうね。
1%還元は、終了期日未定のキャンペーン扱いとのことで、いつかは利用できなくなるでしょう。ただ、Kyashともども複数のサービスを使い分けてみれば、それぞれの良いところ・悪いところが見えてきます。市場競争を促すためにも、また改めて各社のサービスに注目しようと思います。