みんなのケータイ

「CarPlay」を使って楽しくドライブ

 ここ最近、気に入って使っているのがApple「CarPlay」。クルマがCarPlayとAndroid autoに対応しているということで、世間からだいぶ遅れたがCarPlayデビューしてみた。

iPhoneとクルマはUSBもしくはBluetoothで接続可能。

 CarPlayで最も便利に使っているのがGoogle Mapだ。本来ならアップルのMapを使うべきなのだろうけど、普段からGoogle Mapをメインとしているだけに、クルマのなかでもGoogle Mapを自然と選んでしまっている。

 何が便利かと言えば、普段、「週末はどこにいこうかな。どんなルートでどれくらい時間がかかるのかしら」とGoogle Mapで調べてから、クルマに乗り、CarPlayでGoogle Mapを開いてみると、検索履歴にその地名がちゃんと載っているのであった。

 週末、お出かけしたい時は履歴から目的地を選ぶだけでいい。Siriとか音声入力や文字入力をしてもいいのだが、「なかなか正しく認識してくれない」という煩わしさもなく、サクッとルート検索できてしまうのが気に入っている。クルマの備え付けているカーナビだと、目的地入力が結構、面倒だったりする。Google Mapだとクルマに乗ってすぐに出発できるのが気に入っている。

 ただし、カーナビ的な機能としては、やはり高速の入り口など細かなビジュアル情報は、クルマに備え付けのカーナビにはかなわない。

 また、現在地の測位が若干鈍いため、幹線道路から小道に入ろうとする際、気がついたら「すでに通り過ぎていた」なんて事もあったりする。

ただ、渋滞情報がこまめに反映される点も魅力だ。

 もうひとつ、頻繁に使うのがミュージックだ。普段からApple Musicを使っているのだが、そのプレイリストをそのままクルマのなかに持ち込み、すぐに音楽を再生できるというのが便利だ。

 ドライブ中、子どもが車酔いをしないよう、ノリノリになれるような音楽をかけまくっているのだが、そうした際のプレイリストも、家にいる際、Apple Musicであれこれ探しだし、プレイリストに放り込んでおく。あとはクルマのなかにいるときにシャッフル再生してしまえば、子どもはノリノリでドライブを楽しんでくれるというわけだ。おかげで、車酔いをすることがほとんど無くなって助かっている。

 CarPlayを設定しておくと、運転中に電話がかかってきても、CarPlayのUIで対応が可能だ。また、家族からiMessageが届いたときも、音声入力である程度の返事ができる。ちなみに、LINEアプリもCarPlayに対応している。

 クルマとiPhoneを接続すると、CarPlayに対応したアプリだけだが、クルマに設置されたディスプレイに表示される。

 不満を言えば、もうちょっと対応アプリが増えてくれないとか思っている。クルマの中で相性がいいアプリが限定されるだろうが、せめてradikoアプリは対応してもらいたい。ラジオを聞くだけであれば、クルマに備え付けられている本物のラジオで充分だが、radikoはなんといっても、タイムフリーやエリアフリーが魅力だったりする。さすがに深夜のラジオをリアルタイムで聞くにはツラい年齢なだけに、深夜ラジオを翌日、タイムフリーでクルマのなかで聞きたかったりするのだ。

 ラジオ局としては「クルマのなかではリアルタイムで聞いて欲しい」のが本音かもしれないが、すでにradikoでしかラジオを聞かない習慣となってしまっただけに、是非ともCarPlay対応してもらいたいものだ。