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こんなご時世だから、auの「下取りプログラム」郵送版を使ってみた

 1年5カ月に渡って使い続けていたau版Galaxy S10から、au版Pixel 5に機種変更しました。

 Galaxy S10の毎月割が残っていたので相当迷いましたが、やはりモバイル業界のライターとしては5Gの使い勝手を肌感覚として身に付けておきたい。そんな業務上の欲望(?)ゆえ、買い替えと相成りました。

ありがとうGalaxy S10。そしてPixel 5買いました

 ただ今回はPixel 5の使い勝手ではなく、機種変更時に申し込んだ「下取りプログラム」───特に郵送を用いた方法について、言及しておきたいと思います。

 いまやカメラ量販店でスマホを一括価格で購入しても店のポイントは1%しか貰えないのが常態化(以前は10%だったのに!)。買い替え機種や料金プランも事前に勉強して決定済みだし、ならば手続きを、旧機種の受け渡しを含めて極力オンラインで済ませてみよう……と考えた次第です。

 「下取りプログラム」の概要ですが、受け取れるのは現金ではなく、あくまでPontaポイントになります。下取り機種ごとにポイント額は変わり、筆者の手続き時にはGalaxy S10だと2万8050円分の設定でした(画面割れなどの破損がある場合は8250円に大幅減額)。秋葉原の買い取り店だともう少し高いのですが、やはり1年超使い込んでいる端末なので満額査定は期待しづらいため、妥協しました。

 ただ後に知ったのですが、auの下取りプログラムではあくまでスマホ本体だけを回収するので、イヤホンや電源アダプターを失ってしまった方は、最初から下取りプログラムを選択するのもアリかも?

こちらはau「下取りプログラム」のウェブサイト。機種ごとの下取り額も載っています(出典:au)

 そんなこんなで、まずは新端末の注文をauのオンラインショップから行います。機種変更の申込みなのでWeb手続き時に免許証画像をアップロードする必要もありませんでした。ただ、この際、下取りプログラムの利用について「郵送で申し込む」を選びます。

 さて、下取り機種を送付するための回収キットは、新端末のお届け便とはまったく別に届きます。目安は「新機種の利用開始後1週間程度」とのことですが、筆者の場合は土日を挟んで5日後でした。

 しかし、この回収キットは郵便局の「本人限定受取郵便(特例型)」という、ちょっと珍しい形態で届けられます。

 記載された宛名に届けてくれるという意味では普通の書留に近いのですが、あくまで受け取れるのは本人だけ。本人不在で家族に手渡し、というようにはしてくれません。加えて、本人が在宅でも身分証明書を見せる必要がありました。

 この徹底ぶりのためか、私の地元の郵便局では「本人限定受取郵便を届けたいんだけど、いつがいいか電話して教えてね。郵便局でも受け取れるよ」という旨が封書で届きました。このあたり、面倒に感じられる方も多そうですが、やはり本人確認を徹底しているからこそ、でしょう。

 こうして届いた回収キットですが、実態的にはA4サイズくらいの封筒です。中には書類が数枚と、端末を送るための梱包材(袋状緩衝材と段ボール)、返送先が記入済みの「レターパックライト」が入っていました。

ようやく届いた回収キット。意外と分厚い
中身はこんな感じ。緩衝材やレターパックライトが入っていました

 この後に利用者がやるべきことは、下取り機種の初期化、同梱された書類への署名、梱包、そして発送になります。冒頭にも書きましたが、送るのはスマホ本体だけ。パッケージなどはむしろ送ってはダメです。

 これらの作業自体は比較的簡単なのですが、やはり心配事は色々とあります。特に本体の水濡れについては、判定が出るとそもそも下取りしてくれないとのこと。いやー、au側へ実際に端末を送って、その返事が来るまでは油断できなさそうです。この顛末については、また次回以降お伝えします。

こうやって包んで郵送します。しかし下取りって、長年の愛機を見放す感傷がありつつも、無事に高く売れて欲しいという欲望もあり、なんとも複雑な気分になりますね