眠らなきゃいけないよと、「Pixel 3a」の画面がモノクロに

　Pixel 3aに、新しい機能アップデートが降ってきました！

2020年6月のシステムアップデートでいくつか有用な機能が追加されたのですが、そのひとつがご紹介する｢おやすみ時間｣です

　この「お休み時間」、実は「時計」アプリの拡張機能なのですが、決めた「就寝時間」以降、スマホをサイレントモードにし、画面を強制的に白黒基調にする、というものです。スマホを触ろうという気を起こさせないぞ、さっさと仕舞って寝ろ！　と自分に強制したい人にうってつけの機能ですね。

こんな風に、強制的に画面がモノクロになるのです

　ちょうど筆者は、不眠の気があり、医師からも規則正しい生活を、と言われておりまして。よし、それでは必ず22時に寝て6時に起きる生活にするぞと、愛機Pixel 3aに「おやすみ時間 22：00　起床時間 6：00」をセットしました。

「おやすみ時間 22：00　起床時間 6：00」にセット！ めざせ健康生活！

　……しかしですね。人間、なかなか思った通りには行かないものでして。セットした初日から早速就寝が22時を過ぎてしまい、23時過ぎてから、さぁ、寝床で、スマホをいじろとすると……すごいです。どの画面も本当に白黒のモノクロ画面。分かってはいるけど衝撃です。

見てくださいこの「モノクロ」になった画面を。心が沈んで来ますよ、本気で（まぁ、話している内容も四十九日法要と新盆のことだったりしますが……）

　画面が「喪中か？」と思うようなトーンになり、見づらいうえに、なぜだか、LINEもTwitterもFacebookも読んでで心が沈んで来ます。これは確かに、あきらめて寝たくなりますね。

　普段カラーで見えていた画面がモノクロになるというだけで、こんなにも人間はやる気が失せるものなのですね。ちょっとびっくりしました。

　ところで、この「おやすみモード」。

　後から、一週間、睡眠時間にスマホを触ったかどうかの記録を確認することまでできます。

　……ダメじゃん。火曜日除いて毎日「おやすみ時間」後にスマホ触ってるじゃん……、どのアプリを使っていたかというようなことまでわかります。

この日もおやすみ時間を過ぎて、FacebookとLINEを使っていたのか、このさびしんぼうさんめ

　健康的な生活を送るには、根本的に心がけを変えないとダメだなー、と感じさせられるこの新機能なのでした。

　ところで、この新機能ですが、Pixel3aのみではなく、Pixel 2/3/4も配信されたそうです。

　発売1年ちょっとの3aはともかく、（国内未発売ですが）Pixel 2のようなより古い機種でもサポートされていることを考えると「まだメーカー（この場合はGoogleですね）に切り捨てられてないんだな」と思えて嬉しいですよね。ぜひとも、この先Pixelシリーズの新機種が出続けても、こうやって、Pixel 3a向けの新機能もサポートしていってほしい、と筆者はマウンテンビューの方角に向かって祈るのでありました。