みんなのケータイ
「Rakuten Mini」の小ささを活かして活動量計として使う
2020年5月25日 06:00
モバイルをモバイルすることのない生活に突入してそろそろ2カ月。楽天モバイル回線を契約したものの、家からほとんど出ることなく、ましてや電車に乗ることもなくなったため、回線のスピードテストなどのできない日々が続いている。なお、自宅があるのは楽天モバイルエリア外。KDDI回線でローミングしている形だ。
楽天モバイル契約時に選んだ端末は「Rakuten Mini」。お世辞にもスペックは高くなく、動作のもっさり感は否めない。片手で操作しやすいし、なんといっても文字入力しやすいというのが気に入っているのだが、手元にあるスマホの中でも最新の端末のはずなのに、メイン端末には据えられない。
当初、モバイルPASMOを使う予定だったのだが、レビューのために出かけることもはばかられるため、ずっとやってみたかったことを実行に移すことにした。
スマホを単体で活動量計として使う、というものだ。
普段はGalaxy Gear S3を腕にはめ、Galaxy Note10+のS Healthアプリに活動情報を記録しているのだが、充電中は腕から外す必要があるため、活動量を計れない。入浴している間に充電するようにしているのだが、その後、つけるのを忘れてしまうことが多々あるため、完全な情報を取れないでいた。
しかし、スマホであれば充電しながらでも身につけておける。尻ポケットの数に限界があるため、メイン、サブ以外のスマホを常時身につけるのが難しかったが、Rakuten Miniなら前ポケットに入れておいても邪魔にならない。
そんなわけで、「歩数計」と「Sleep Cycle」をインストールした。
歩数計は、歩数を記録するだけでなく、どの時間帯にどれほど歩いたかをグラフ化してくれる。また、歩行によって消費されたカロリー、歩行距離、歩行時間、平均時速なども記録。「一部端末では、ロック時に歩数を計測できません」と説明されていたが、Rakuten Miniではその心配はなさそうだ。
バッテリーの減りかたを調整するための「モード」「スリープ」「自動 START/STOP」「感度」などの設定ができるほか、無料なのに20種ものテーマから好みのカラーセットを選ぶこともできる。
Sleep Cycleは、枕元に置いておくだけで睡眠時の動きを感知し、睡眠の深さ測って睡眠効率を割り出してくれるアプリだ。それ以外にも、いびきの記録、快眠度の記録とグラフ化、就寝時刻、起床時刻など、睡眠にまつわるあれこれを自動的に記録してくれる。
Sleep Cycleで、最も重宝しているのは「いびき検知」だ。腕時計の形をしたウェアラブル活動量計では取得できないからだ。最初の晩は、「いびきの時間0分」となっており、「ちゃんと記録できていないんじゃないの?」といぶかしんだのだが、翌晩には3分間いびきをかいていたことが記録され、録音もされていたので、きちんと動作しているということがわかった。
毎晩枕元に置いていると、意外といびきをかいていないということが判明。これまで朝方に自分のいびきで目が覚めることがよくあるような気がしていたのだが、実際はいびきをかく夢を見ていたか、もしくは鼻と喉の奥がこすれる不快感で目が覚めていたのだろう。思った以上に、周りに迷惑をかけていないようで何よりだ。
もうひとつ重宝しているのが、眠りの浅いであろう時間に小さいボリュームで目覚ましの音楽が鳴りはじめ、起きたい時刻にすっかり目覚められるようにするという「スマートアラーム」機能。鳴りはじめはかなり小さな音なのだが、身体が起きる準備しているからか、よく聞こえるし、目覚めが爽やかなものとなる。このアプリがベストセラーなのも、うなづける。
実は、iPhoneを購入した10年以上前に、Sleep Cycleをインストールしたことがあった。しかし、iPhoneは当時の3GSであっても、枕元に置いておくには大きく、違和感があったため、使わなくなったという経緯がある。
それに引き換え、Rakuten Miniはコンパクトなので違和感なし。置いてあることさえ忘れてしまうほどのサイズ感だ。充電しながら睡眠を計測できるので、「いつ充電しよう」「充電中に計測できない」といった悩みもない。購入当初は予定していなかったが、Rakuten Miniは理想的な活動量計になりつつある。
ひとつ問題があるとすれば、小さすぎて、ボトムのポケットに入れたまま洗濯機に放り込んでしまうことぐらいか。弊誌人気コーナー「The クラッシュ!」に載る日が近いかもしれない。
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