みんなのケータイ
PCの慢性ストレージ不足にスマホのメディアサーバー機能が効く？
【LG V30+ L-01K】
2018年8月16日 06:00
仕事のメインマシンであるノートPCは、ここしばらくはMacBookシリーズを使い続けていて、必ずその時点で最大容量のストレージを搭載するモデルを購入するようにしている。ライターという仕事だとテキストばかりだろうからストレージ少なめでいいんじゃ？ と思われそうだけれど、写真はRAW形式で撮っているし、動画も時々撮る必要があって、油断するとあっという間にストレージが一杯になってしまうのである。
今は500GBほどのSSDを搭載したMacBook Proだが、購入して半年ほどでSSDの残り容量が数GBになってしまった。外部USB HDDやNASにバックアップでき次第、内蔵SSDからは削除して空きを作っているものの、頑張って200GBくらい空けたとしても2～3カ月後にはまた不足する、みたいな繰り返しになっている。それ自体はもう仕方のないことなので諦めているのだが、こうなると仕事に直接関係ないファイルはとことんPCから追い出して、メンテを先延ばしできるよう可能な限り“長持ち”させたいところ。
では、何を追い出すか。真っ先に挙がった候補がハイレゾ音源を含む音楽データだ。仕事柄なんとなくPC上で再生したい時もあって（スマートフォン上で再生して聴くのは電話着信などがあったときに面倒だったりもするので）、でも容量は嫌がらせのように巨大という悩ましいファイル。総容量は45GB超。これをPCから削除したあかつきには、それだけで今後2～3週間ほどの悠々自適な生活（？）が約束される。
とはいえ単純にファイルを削除してしまうと、気が向いたときにさっとPC上で音楽を聞く、なんてことができなくなってしまう。バックアップ用のUSB HDDやNASにも同じものを保存しているけれど、再生しようとするたびにいちいち接続するのは面倒。LAN上にあるNASにアクセスするとしても、自宅やオフィスにいるとき限定になってしまう。
そこで活用し始めたのが、LG V30+ L-01Kがもつ標準の「メディアサーバー」機能。設定画面からこの機能をオンにすることで、V30+をいわゆるDLNAサーバーとして稼働させられる。音楽ファイルはV30+に装着しているSDカードにも全て保存しているので、PCで音楽を聞きたくなったときは、V30+のSDカード上の音楽ファイルをストリーミング再生すればいいわけだ。
自宅やオフィスにいるときは、とりあえずこれで無線LAN越しにV30+からストリーミング再生できるようになる。ただ、これには1つ問題がある。無線LAN環境がない外出先ではメディアサーバー機能を起動できず、ストリーミング再生が不可能になるのだ。
外出中も同じように音楽を聞けるようにするには、無線LANがなくてもPCとスマートフォンをWi-Fiで接続し、そのうえでメディアサーバーを使えるようにしなければならない。そこで出番となるのが「BubbleUPnP」というメディアプレーヤー。起動すると同時にメディアサーバーとしても機能する仕組みになっているアプリだ。
あわせて、スマートフォンの設定でWi-Fiテザリングを有効にし、PC側からはそのアクセスポイントに接続、スマートフォンとPCを同一のLANでつながるようにする。BubbleUPnPはこの状態でもメディアサーバー機能が動き続けるので、PCからアクセスしてストリーミング再生するのも問題なし。もちろん、この間はテザリング状態なのでPCもネット利用が可能というおまけ付きだ。
音楽ファイルを完全にPCから追い出すことに成功し、2～3週間ほどはまたのんびり使えそうだが、PCの慢性的なストレージ容量不足を根本的に解決するには、もしかしたらストレージの最大容量が2TBになった新しいMacBook Proに買い替える必要があるのかも、などと思い始めており……。
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