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「au HOME」導入、月額490円は妥当なのか?

 au HOMEを導入した。常々、「家庭内のIoT連携は本当に便利なのか?」と半信半疑であるため、ものは試しと自ら率先して、いろんな機器を試している。

 そんななか、昨年、Google Homeを導入したが、家電連携をさせようと思うと、赤外線コントロールの機器を購入しなくてはいけないなど、結構、面倒くさい設定などが必要だ。それならば、au HOMEを導入した方が簡単に機器連携できるのではないか、ということで契約を決断した。

 au HOMEは月額490円の有料サービスだ。発表当時、「なんで、自分で設定すれば無料で連携できるのに、月額490円も払う必要があるのか」という声も出ていた。しかし、世間的にみれば、他の家庭内IoT連携サービスと比べると月額490円というのは安価な設定のようだ。

 au HOMEを導入する際、選んだのは「au HOME おすすめセットプラン」の「家電コントロールセット」だ。赤外線リモコンとスマートプラグがセットになっているのが魅力的であった。

 早速、導入し、設定したところ、スマートプラグはすぐに利用できた。冬場ということもあり、デロンギのヒーターにつけたのだが、夜間、寝ているときなどの消費電力が目で確認できるのはなんとなく便利だ。消費電力がわかったからといって、どうなるものでもないが、ちょっとでも「使いすぎに気をつけよう」とか「こまめに電源をオフにしよう」という気にさせてくれる。最近は大寒波がやってきて、なかなかヒーターをオフにすることはないが、それでも目で確認できるのはありがたい。

 一方、苦戦したのが赤外線リモコンだ。Wi-Fi環境につなげる必要があるのだが、アプリ単体で設定しただけでは、うまくつなげることができなかった。背面のLEDが白っぽく点滅しているのだが、これが何を意味しているのかわからない。仕方ないので、au HOMEのWebページからマニュアルを探し出し、改めて設定し直したところ、なんとかネットにつながり設定を完了できた。

 その後、アプリの設定を終えることで、「OK、グーグル。照明消して」でリビングの照明をコントロールできるようになり、さらに「OK、グーグル。エアコンつけて」でエアコンのオンオフが可能になった。

 最近、1歳の子どもが、やたらとテレビのリモコンを隠すので、声でテレビの電源やチャンネル切り替えができれば良いのにと思っていたが、au HOMEとGoogle Homeとの連携では1月以降に提供されると言うことだった。1月24日現在では未提供となっているだけに、au HOMEには早く提供してもらいたいと切に願っている。

 照明のオン・オフなどはHueの電球を購入すれば、Google Homeでコントロールできるが、新たに購入しなくてはいけないという大きなハードルが存在する。しかし、au HOMEであれば、既存の家電製品でも赤外線リモコンに対応してれば、すぐに利用できる。専用アプリで複数の機器をまとめて使えるというメリットもある。

 今のところ、月額490円は悪くないと思うが、もうすこし使い倒して、「本当に月額490円は適正なのか」を判断したい。