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Miracast対応プロジェクター&Windowsスマホで忘年会は大盛況

【NuAns NEO】

 忘年会シーズン真っ只中。パーティーのお楽しみといえば、やはり賞品が当たるくじ引きやビンゴゲーム、じゃんけん大会などでしょう。どんな賞品があるのかを参加者に見せる盛り上げアイテムとして、昔は写真パネルなんかを使っていましたが、今あると便利なのがプロジェクター。ただ筆者のこれまでの幹事経験からいうと、マイクはたいていどんなお店でもすぐ用意してくれますが、プロジェクターが使えるお店はそう多くはないようです。

Miracast対応のプロジェクター「Smart Beam Laser」と、Windows 10 Mobile搭載の「NuAns NEO」。このセットで即席のプレゼン環境が整う

 今年の忘年会で利用したお店にもやはり、プロジェクターの用意はありませんでした。くじ引き大会の賞品をどうやって紹介しようか考えていたところ、タイミング良く「Smart Beam Laser」という、手の平サイズのレーザー投写式小型プロジェクターの、貸し出しを受けることができました。

 この「Smart Beam Laser」はバッテリー駆動する充電式のプロジェクターで、microUSB経由でモバイルバッテリーからの給電もできるなど、スマホと一緒に持ち歩くのに相性のいい製品。明るさは100ルーメンで、オートフォーカス、解像度は720pで最大100インチサイズまで投写可能。バッテリーで2時間連続駆動が可能となっています。HDMI Micro Type D/MHL端子が備わっていて、パソコンなどから出力できるほか、Miracastにも対応。Miracastに対応しているということはつまり、「Continuum(コンティニュアム)」が使える私のWindows 10 Mobile搭載スマホ「NuAns NEO」から、ワイヤレスかつダイレクトに出力ができるということです。

 以前の記事で紹介したように、「NuAns NEO」はWindows 10 Mobileならではの、Continuumという機能に対応しています。軽くおさらいするとContinuumとは、Miracastに対応したワイヤレスアダプター経由で、テレビなどにスマートフォンから出力ができる機能のこと。ただし出力されるのは縦長のスマホ画面ではなく、PCのデスクトップと同様の画面になります。そこで以前の記事では、「NuAns NEOとMiracast対応アダプターがあれば、出張先のホテルのテレビがPCのように使える」ことを紹介しました。今回借りた「Smart Beam Laser」はこれ自体がMiracastに対応しているため、アダプターなしでこの機能が使えるというわけです。

 一方でWindows 10 Mobileでは、Microsoft Officeアプリがネイティブに使えます。たとえばPCで作ったPowerPointのデータをOneDriveに保存。「NuAns NEO」のPowerPointアプリで開き、Continuumで「Smart Beam Laser」に出力すれば、即席のプレゼン環境が整います。実際に忘年会でやってみましたが、これ、ものすごく簡単。特別なアプリなし、PCなしの環境でも、「NuAns NEO」をリモコンにしてPowerPointによる本格的なプレゼンができてしまいます。

 さらにPCと「NuAns NEO」はOneDrive経由で同期されているので、PC側でデータに修正を加え、それをすぐに「NuAns NEO」のプレゼンに反映するといったことも可能。私も実際に当日急遽持ち込みのあった賞品分のスライドをその場で作成して、賞品の紹介に使用しました。おかげで今年の忘年会は大盛況。Windows 10 Mobileの便利さを、改めて実感した夜となりました。

忘年会の会場で準備中の筆者。会場は通信環境が悪く、「NuAns NEO」OneDriveのデータを開くのに、少々手間取った
今回はスクリーンを用意できず、壁にもスペースがなかったので、やむを得ず白い天井をスクリーン代わりに使用。設置場所や投写する場所がフレキシブルなのも、コンパクトな充電式プロジェクターならではの魅力だ