スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

LEDライト沼にハマっているかもしれない~

18650で使うLEDライトをイロイロご紹介♪

 本連載の前回分「充電式フラッシュライトに乗り換え中」にて、LEDライトの類を充電式にリプレイスしているという話を書きました。乾電池(一次電池;使い切りの電池)を使うライトを徐々にヤメて、リチウムイオン二次電池(二次電池は充電して繰り返して使える電池)で使えるライトに移行している、という話。

 徐々に徐々にLEDライトをリチウムイオン二次電池対応品に置き換えているわけですが、ふとふり返ってみると……な~んか「LEDライト沼」に足を突っ込んでるかも! あれっ? あれ!? ちょっと足が抜けなく……あっ両足が動かな……えっまた少し沈んでる!! みたいな。

左は現在持っている18650リチウムイオン二次電池対応LEDライト各種。知らない間に10本以上も! これってLEDライト沼? 沼なの!? ちなみに、14500リチウムイオン二次電池対応LEDライトとかもありますので、さらに何本もあります。右は乾電池式LEDライトの一部。乾電池の液漏れによる故障などで本数がかなり減りましたが、それでもミョーにたくさんあります。

 一歩引いて二つの目で第三者的に見れば、筆者はやっぱりLEDライト沼にハマっているようです。沼……そう、底なし沼に踏み入れると次第に深みにはまって抜け出せなくなるように、LEDライトという魅惑の世界に引き込まれてしまうこと。ほかにも「レンズ沼」なんてのもありますね。

 ただ、本格的にハマっている方は、高級&高輝度LEDライトを何本も何本も、という感じでかなりスゴいです。筆者の場合はハマっているとは言っても、どちらかと言えば「安めで良さげなライトにチョチョッと手を出す」ような軽い感じ。ちょっと地雷を踏みに行っているフシもあり、ます。試しに買ってみて「当たり」だったらラッキー! みたいな雰囲気です。

 安価LEDライト沼って感じですが、まだライトなハマり方です(LEDライトだけに)。まだ沼の浅いところ、すぐ抜け出せるし、ほんの軽症だと自負しています(←こういうヤツこそ危ない)。

 てなわけで今回は、手持ちのLEDライトをイロイロと。電源として18650タイプのリチウムイオン二次電池を使うものに絞ってご紹介したいと思います。

左写真が18650リチウムイオン二次電池。直径18mmで長さ65mmくらいの電池で、単3形電池を一回り大きくしたようなサイズ感です。右写真は、左から、26650、18650、14500、10440のリチウムイオン二次電池。サイズ違いですが、どれも電池の特性は同じで電圧は3.7V前後です。

 なお、18650などの筒型リチウムイオン二次電池については本連載の前回分である程度ご説明していますのでソチラを。前回分後半では筆者的なリチウムイオン二次電池の扱い方もご紹介していますので、ご参考にどうぞ。

1000円台やそれ以下で買えるライト

 さて、手持ちのLEDライト(18650対応品)について、どういうカテゴリ分けでご紹介しましょう? 以前は明るい高性能LEDライトは総じて高価で、ブランド品ならさらにそう。価格と明るさが比例していたような感じです。

 現在でもまだそういう傾向がありますが、価格が安いのに超明るいという製品も増えています。価格競争と淘汰が進みつつあるという感じ? けっこう混沌としています。

 なので、ここでは割り切って、値段でカテゴリ分けしてみました。購入価格を基準として、そのレンジ毎にご紹介していきます。

 なお、以下にご紹介する製品は全てAmazonで買った18650対応LEDライトです。また、どれもAmazonPrime対応商品(国内発送品)です。というのは「注文してすぐ届けて欲しくてPrimeで買っている」から。

 海外発送品などのLEDライトには、もっと安価で良さそうなのがあります。でも「発送に半月待たされてハズレだった!」みたいなのは痛いのと、そういう海外発送品はユーザーレビューが少ないor無いことが多いので、やっぱり無難気味なAmazonPrime品から選んじゃう筆者なんでした。

 でも、海外発送品なら「超絶安価!」で「な~んか性能も良さそう」と思える品が多々あります。異次元のコスパを求め、ソチラ方面にチャレンジしてみるのもオモシロいかもしれません。

 さておき、さっそく手持ちの18650対応LEDライトをご紹介。まずは「1000円台やそれ以下で買える製品」からです。

iToncsのライト(Amazon.co.jpへのリンク)。なんと2本で税込1799円で買っちゃいました! と思ったら、現在は2本で税込1499円。1本約750円ですね~。18650×1本もしくは単4電池×3本で使えます。公称800ルーメンとありますが、まあそんな感じかも。激安系ですが、十分明るく、つくりも悪くなく、コストパフォーマンスが高いと感じられます。※画像はAmazon商品ページより抜粋。
KBookのライト(Amazon.co.jpへのリンク)。税込1080円でした。18650×1本もしくは単4電池×3本で使えます。公称3000ルーメンということで「うそっ1000円台で3000ルーメン!?」と思ってチャレンジ! 結果、地雷は爆発してしまい、上記「iToncsのライトより暗い~」という痛手に。筆者的に満足度低めのLEDライトとなりました。つくりとかは悪くないんですけどね~。※画像はAmazon商品ページより抜粋。

 1本750円とか1000円とかの18650対応LEDライトというわけですが、た~ぶ~ん~、ホームセンターなどの家電コーナーで売られている同じ価格帯のLEDライトと比べると、両方とも「かなり明るい」という印象になると思います。両方とも単4形電池ホルダー付きなので、18650が無くても、市販の単4形乾電池×3本で使用可能です。
 KBookのほうは上記のとおり明るさの公称値がガセネタっぽいという地雷風味がありますが、でもその辺のLEDライトより明るいように思います。わりとオススメなのはiToncsのほう。

 なんですが、AmazonPrime品でない海外発送品とかですと、も~っと安いのがあったりします。また、AmazonPrime品でも次々と安価なLEDライトが登場しています。ので、一度この価格レンジのLEDライトをじっくりと検索&探索してみるといいと思います。

2000円台で買えるライト

 続いて、2000円台で買える18650対応LEDライトです。記憶によりますと、一昨年あたりに4000円~6000円くらいのLEDライトが、価格競争の結果、現在2000円台になってきたという……気がします。現在ではこの価格帯が18650対応LEDライトのボリュームゾーンという感じ。イロイロなものがありますし、意外にハズレがないような印象もあります。

 ともあれ、以下にザザッと。購入価格が安い順でご紹介しましょう。

Igoshopsの「三眼式」のLEDライト(Amazon.co.jpへのリンク)。2種ありますが、「L2」のLEDを採用したものを購入。購入価格は税込2099円でしたが、現在は税込2199円になっているようです。明るさは「そこそこ明るい」「夜歩きに十分使える」というイメージ。左右のLEDは独立して自由な角度になり、複数方向を照らせて便利です。ライトを自立させ、左右のLEDを横や下に向けてマップランプやテーブルランプとして使えるのがナニゲに超便利です。18650電池×1本付きで、ライト本体で18650をUSB充電できたりるすのも実用的。自転車取り付け用ブラケットが付属していたり、ナゼか自転車用のテールライト(赤色LED)まで付属していて楽しげです。ギミックの面白さに惹かれて買いましたが、意外なほど実用品としての完成度が高いです。※画像はAmazon商品ページより抜粋。
SUNSPOTのLEDライト(Amazon.co.jpへのリンク)。18650に加え、26650や単3形電池(3本)でも使えるということで購入。税込2380円でした。まずまずの明るさがありますが、ズーム時に光のムラが少し見られます。ただ、対応電池の幅広さがあったり、18650×1本および充電器などが付属していたりするので、コスパはなかなか高めだと思います。※画像はAmazon商品ページより抜粋。
ThorFireの「VG15S」(Amazon.co.jpへのリンク)。18650×1本使用。購入価格は2529円でしたが、先ほど見たら2229円で300円オフクーポンも適用できる状態でしたので、1929円ということになります(チッ!)。公称1070ルーメンということですが、なるほどそのくらいの明るさがあるかも! と納得できる程度「かな~り明るい」です。光もほどよく拡散して対象を均一に照らす点も好印象。明るさは、ムーンライト/ロー/ミドル/ハイ/超高輝度の5段階で切り換えられます。ムーンライトは最小限の明るさで、「かなり暗くもできる」という点も実用的。明るさを記憶してくれるのもイイです。ほか、点滅モードへはダブルクリックで移行する(つまり多用しないモードへ不意に移行してしまうことがない)など、実用面でよく考えられたLEDライトです。※画像はAmazon商品ページより抜粋。
ThorFireの「VG15S」(Amazon.co.jpへのリンク)。18650×1本使用。税込2580円でした。あっ、これも現在600円オフクーポンが! くっ! さておき、上記ThorFire「VG15S」に近い操作感や実用性があって、これもイイ感じ。公称1100ルーメンですが、確かに非常に明るいです。光がやや中央に集中しているという感じはあります。※画像はAmazon商品ページより抜粋。
ThorFireの「TK15」(Amazon.co.jpへのリンク)。18650×1本使用。税込2699円でしたが、あ~ッ! さっき見たら1699円になってるぅ~! さておき、これは上記ThorFire「VG15S」の横スイッチバージョンという雰囲気の製品で、公称1050ルーメン。これもシッカリ明るいです。操作性や光の当たり方も、ほかのThorFire製品と同様良好。ただ、ボタンひと押しで点灯してしまうので、不意にライトを点けてしまうことがあります。消灯は長押しなので、点灯も長押しにしてくれたら良かったナ~とは思います。でも、このテのライトは電池室の前後どちらかのキャップ部を緩める(ロックアウトさせる)と通電しなくなりますので、携帯時や保管時はロックアウトさせておけばいいかな、と。※画像はAmazon商品ページより抜粋。

 この価格帯の製品で、さらに売れ筋と思われるLEDライトは、どれもアベレージが高くて好印象。ある程度評価の高い製品を買えば、「ハズレだった!」みたいなコトは少ないと思います。

 個人的には、ThorFireの製品がかなり好み。つくりも良く、操作性も良く、手抜きをしていないという印象もあります。しかもなんか、徐々に徐々に値下げしてるし。興味があればチェックしてみてください。

3000円~6000円くらいのもの

 最後に3000円~6000円といったレンジのLEDライト。最近の筆者は、前述のとおり「18650LEDライトのボリュームゾーンが2000円台」と考えていますので、3000円以上の製品はほとんど買いません。あ、2000円台がボリュームゾーンと言っても、それなりのブランド品はそれなりのお値段になります。ややグレーな言い方ですが、価格重視でLEDライトを見た時のボリュームゾーンが2000円台かな、という感じです。ともあれ、3000円~6000円くらいのLEDをご紹介。

SUNSPOTのダイビングライト(Amazon.co.jpへのリンク)。26650×1本もしくは18650×1本で使用。3880円で買いました。防水のLEDライトを探していて、まずまず安価で信頼できそうなものとしてコレを見つけました。水に浸けてみましたが問題ナシ。かなりキッチリしたつくりと、キツめで2重のOリングに安心感があります。また、マグネット式・調光対応のスイッチにも、これまた安心感がありますし実用的でもあります。公称1200ルーメンで「そのくらいの明るさが出ているかも」という気がします。光の拡散も程良いですし、調光もなかなか滑らかなので満足しています。18650電池や充電器が付属でこの価格ですので、コストパフォーマンスも上々という気がします。※画像はAmazon商品ページより抜粋。
ThruNiteの「TN12 XP-L V6 (TN12 2016 XP-L CW)」(Amazon.co.jpへのリンク)。18650×1本もしくはCR123A(3Vリチウム一次電池)×2本で使えます。2年くらい前に買ったもので、購入価格は税込5795円でした。現在は4995円になっています。公称1100ルーメン。明るさは上記SUNSPOTダイビングライトとだいたい同じで、非常に明るいと感じられるレベルです。本体横に調光スイッチがあり、本体後部にオンオフスイッチがあり、2つのボタンを使い分けることで操作の紛らわしさを減しているのが好印象。光量のメモリ機能もあります。※画像はAmazon商品ページより抜粋。

 2000円台の製品と比べると、あまりコストパフォーマンスが高くないように見えるこれら2製品。しかしワンランク上の明るさがあり、つくりより高品位と感じられます。ただ、リチウムイオン二次電池で使えるLEDライトの類は、まだまだけっこう混沌としていて、高くてもダメな製品があったり、安いのにイケてる製品があったり。ハズレを引かないよう、じっくり選びたいものです。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。