スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

シャープペンシル熱、再び!

そして消しカスに悩んだり……

急にシャーペンを多用中♪

 本連載のバックナンバー「過去のスケジュールはオモロイ! そうだ、来年からまた、紙の手帳を使ってみよう♪」(で書きましたが、2017年から紙の手帳の使用を再開しました。スケジュール帳とは別に、日々の生活を日誌的に書き留めている感じです。これを何年かしたら読み返して「過去の自分をおもしろがろう」というわけです。

 そんな手帳使用再開と同時に、シャープペンシルもよく使うようになりました。手帳に書き込む日誌的テキストは、わりと小さい字で書いていて内容も細かめ。「残すための書き込み」なので、書き損じたらしっかり消して書き直したいからです。それには細い芯のシャーペンがマッチします。

 シャーペンなどの「芯を使う筆記具」って、つい最近まであまり使ってなかったんですけどネ。働き出した頃までは多用しました。当時は原稿用紙に手書きしていましたから、物凄くよく使いました。ですが、PCや電子的な個人情報管理機器や携帯電話が普及する頃から使用頻度が落ち、小型ノートPCが出回る頃には出先でもキーボードで書くようになり、さらに使用頻度が落ちていった「芯を使う筆記具類」なのでした。

 ともあれ、久々にシャーペンを多用していると、手持ちのイロイロなシャーペンで再び書いてみたくなったりも。さらに新しいシャーペンを使ってみたくなったりも。そんな感じでシャーペンにハマりつつあります。

ぺんてるの「オレンズ メタルグリップタイプ」(公式ページ)。手帳に書き込むために使っていて、芯の太さは0.2で濃さはHBです。ペン先から金属パイプに包まれた芯が出て、芯が折れない構造です。
長年愛用しているステッドラーの製図用シャーペン(公式ページ)。金属軸のものだけを愛用しており、最近は濃く柔らかい芯を使うのに凝っています。後端に芯太さの表示があり、グリップ部に芯濃度の表示窓があって機能的です。
プラチナのプロユース1000シリーズ(公式ページ)と1500シリーズ(公式ページ)も使用中。1500シリーズはペン先に芯濃度表示機構があったりして緻密なつくりです。
ロットリングの製図用シャーペン(Webサイト)も使っています。銀色のがラピッドプロで、黒いのが600シリーズ。ラピッドプロは芯をホールドするパイプ自体をノックにより引っ込めることができ、なかなか機能的。

 写真のとおり金属軸のシャーペンばっかり使っております。重さが書きやすく、見栄えも長年キレイなままだったりしてイイ感じ。最初に挙げた「オレンズ」は、昔だと考えられない「0.2mm」という極細芯が使えますが、最近は芯も良くなってますね~。折れにくいし潰れにくいものが多く、扱いやすいです。

ツイデに消しゴム熱も

 書き損じてもすぐ消して書き直せるから、という単純な利便でシャーペンを多用している感じですが、消しゴムもイロイロあっておもしろいです。昔は消しゴムはどれでもいいやという感じで、テキトーに選んで使っていましたが、最近は専らペン型を使っています。鉛筆のように握って、狙った箇所をピンポイントで消せるような製品。そういう製品だと手帳に書き込んだ小さな文字の一部だけ消せて便利です。

トンボ鉛筆の「MONO zero」シリーズ(公式ページ)。シャーペンの芯が消しゴムになったような製品で、消しゴムは2.3mm径の丸型と2.5×5㎜の角型があります。丸型で一文字だけ消したり、角形でやや広い面積を消したり。角形のほうが汎用性があるかも。
ぺんてるの「クリックイレーザー」シリーズ(公式ページ)。「フォープロ」がシャーペンなど用、「ハイパレイザー」が多目的に使えて紙へのダメージが少ない砂消しタイプ、「油性ボールペン消しゴム」は文字通り油性ボールペン用で一般的な砂消しタイプです。消しゴム部は薄さ3mmで、広い面積の消去もできる平たい形。カッターのようにカチカチと出せて、ロックがかかります。繰り出し量は3mmくらい。
ぺんてるの「ホルダー式消しゴム アインクリック」(公式ページ)。断面が三角形のノック式消しゴムで、細かくも広くも消せます。2回ノックすると約5mm繰り出します。ノック式の消しゴムとしては太めですが、力強く消せつつ、繊細にも消せて便利。
三菱鉛筆の「紙巻き消しゴム EK-100」。中心に直径7.2mmの円柱型消しゴムがあり、紙巻きの軸を剥がしながら使います。5mmくらいずつ紙を剥がせますので、5mm程度ずつ消しゴムを出して使えることになります。
プラスの「電動字消器No.20(電池式)」(公式ページ)。直径約5mmの円柱型消しゴムが高速で回転して力強く消すという製品。単4電池×2本で使えて、もちろん消しゴムのリフィルもあります。鉛筆画のエッジを消す・ハイライトを入れるという使い方もあるようです。

 やっぱり結局日本製の消しゴムは良く消えますし、消しカスも散らばりにくくてイイ感じですネ。ただ、消せば絶対に消しカスが出ますので、これの処理がちょっと問題。上の写真の電動消しゴムは、使い方によっては多量の消しカスが散るように出たりします。ともあれ、どの消しゴムでも、消しカスをちゃんと掃除しないと床に黒い汚れがこびり付いちゃったりしますので、掃除が重要。

消しカス問題解消グッズ

 消しカスが出たら、ゴミ箱の上でパッパッと捨てればいいだけの話です。けど、消す→紙をゴミ箱の上に持っていく→消しカスが散らばらないように払う、というのがちょっと面倒です。そこで最近は、消しカス吸引に向きそうな卓上掃除機とかをいくつか試しております。

ソニックの「リビガク スージー 乾電池式卓上そうじ機」(公式ページ)。結論から言うと、消しカスを吸い取るために使うにはコレがいちばん実用的です。紙面をブラシで擦りながら吸引でき、細かな消しカスも短時間で除去できます。まあまあ静かな動作音で、コンパクトさもイイ感じ。ゴミ捨てや電池交換もラクです。
キングジムの「コンパクトクリーナー スミサット」(公式ページ)。机上全体を掃除するにはイイんですが、ちょっと大きめで、多機能だったりもして、消しカスだけを取るには過剰かも。実勢価格が6000円くらいとお高いですし。
左は、紙面などに押し当てながら前後させると内部のブラシが動いてゴミを掻き取るという玩具的クリーナー。動きはオモシロげなんですけど、消しカス除去効率がイマイチで、さらに取った消しカスが少しこぼれることも。右は製図用ブラシ各種ですが、コレで消しカスを一箇所に集めておいて、後でまとめて掃除すると、何だかんだで効率がイイです。

 上記の道具のうち、最初の丸いヤツはなかなか便利なんですが、小型なので吸引力はそこそこ。消しカス除去時の手っ取り早さにやや欠けます。ほかの道具も大げさだったり非力だったり手間がかかったりで、イマイチな感じ。消しゴムのカスを短時間で強力かつ完璧に吸引してくれる小型掃除機とか、ぜひ登場して欲しいです。

 って、発売しても買う人はあんまりいないのかもしれませんね~。といった感じで、シャーペンを使い、時には消しゴムも使い、消しゴムのカス問題にちょっとしたストレスを感じたりしている最近なんでした。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。