スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」
ストローでいろんなモノを防水パック!
た~くさんの小物をコンパクトに携帯できるDIY技
2017年1月11日 06:00
な~るほどツカエル! 「Waterproof Straw Containers」
数年前に、防水マッチに凝っていたことがありました。水に濡れても火が付くマッチ。けっこうイロイロなメーカーから出ていて、防災グッズにもイイしキャンプや山登りなんかにも使えます。海外の製品が多く「waterproof」「match」で画像検索などすると、色々な防水マッチが見つかります。
ムダに欲しくなっちゃいますね~防水系マッチ。ちなみに、普通のマッチの先端およびその手前2cmほどを「うすめ液で薄く溶いたマニキュア」で塗ってコートすると、防水マッチを自作することもできるようです。
こういった防水系マッチに惹かれ、前述のとおりアレコレと「waterproof」「match」で画像検索していたところ、オモシロげなDIY技を知りました。「Waterproof Straw Containers」で画像検索すれば一発で見つかりますが、ストローで各種小物を防水パックしてしまうという方法です。
あらオモシロい~♪ と思いましたが、当時は「まあソレはともかく、もっと防水マッチを調べよう」というコトで、この技は後回しにしていました。そしてすっかり忘却。その数年後っていうか最近になって「あっあの技を試そう!」と思い、試してみたところ、意外なほどイイ感じに実用的だったのでハマったというわけです。てなわけで以降、このDIY技「Waterproof Straw Containers」の実際を見ていきましょう。
どうやるの? どう便利?
まず「Waterproof Straw Containers」の作り方ですが、入れたいモノに応じた太さのストローを用意し、適切な長さにカットします。そしてストローの片側をラジオペンチなどで潰した状態で保持し、ライターなどの炎で炙って溶かします。溶けたらそのまま保持して固まるのを待つか、溶けた上から素早くラジオペンチなどで潰して冷やしつつ固めます。これでストローの片側が閉じた状態に。続いて、その片閉じストローにモノを詰め、もう片側を熱して閉じれば出来上がりです。
といった流れで、容易に防水パックを作れます。ただ、火を使って作りますので、実際に作る場合は火傷や火事に十分注意してください。
さて、こうして作った防水パックの利点ですが、まずは「防水」という面で実用的です。ほとんどのストローは薄いポリプロピレン製で、その薄さゆえ強度はソコソコなんですが、十分な防水性があります。なので、水に濡れると利用できなくなるようなモノをパックするにはモッテコイ。素材自体は耐薬品性が高いプラスチックとしても知られていますが、自己責任のDIYですので燃える薬品をはじめ危険な薬品の封入は全然オススメしません。
もうひとつの利点としては、必要な分だけ「非常にコンパクトな小分けパックとして」持ち歩けること。マッチ箱をビニール袋に入れて持ち歩けば防水になりますが、嵩張ります。一方、「Waterproof Straw Containers」に要る本数だけマッチを入れれば……一目瞭然のコンパクトさです。
アウトドア活動などでは必要な小物が多々ありますが、それぞれを専用ケースなどに入れて携帯すると意外なほど嵩張ってしまいます。ので、こういった方法で「最小体積の小分けパック」として携帯する実質的なメリットは大きいと思います。
まあ、ビニール袋のように「入れて閉じればパック完了」というほどの手軽さはなく、中身を取り出すときに端をカットする必要があり、さらに再封入には溶着が必要など不便な点も多い「Waterproof Straw Containers」ではあります。必要に応じてほかの容器と使い分けるのが現実的ですネ。
いろいろ詰めてみた!
さてさて、実際に「Waterproof Straw Containers」にイロイロなモノを詰めてみましたので、写真とともに列挙してみます。中にはちょっと問題アリのモノもあったので、それも併記しました。
ちなみに、上で使っているストローはタピオカ用で、直径は12mmと15mmです。イロイロ探してみた結果、ストローとして売られているポリプロピレンパイプでは、最も太いものが直径15mmで、それ以上の太さのものは見つかりませんでした。もちろん、もっと細いストローでも「Waterproof Straw Containers」として使えますが、当然、容量は少なめになりますし、入れられるモノも限られてきます。
最後に、これを入れる容器を軽く考察。「Waterproof Straw Containers」の場合、中身を使うにはストローの端などをカットするか噛み千切る必要があります。ただ、現実的には太いストローほど噛み千切るのは困難で、千切った反動で中身が飛び出てしまいがちなので、端を鋭い刃物でスパッと切るのが無難。というコトで、端を切る刃物も一緒に封入するように容器を選んでみました。とか言いつつ、このテのDIYではお約束の「ALTOIDS缶」に入れただけでした~♪
てな感じの「Waterproof Straw Containers」。固形物も液体もソコソコいろいろと封入でき、多くの場面で実用的な防水性能を発揮してくれつつ、携帯品の容積圧縮にもかな~り効果的。アイデア次第で用途も多彩です。「何を詰めようかな?」を考えること自体が非常に楽しいですので、ゼヒお試しを♪ でも火傷と火事には十二分にご注意を!