山根康宏の「言っチャイナよ」

ファーウェイから最新スマホ5機種が登場、ゲーミングスマホも各社が次々に発表

 世界最大のスマートフォン市場、かつ最大の5G加入者数を誇る中国で毎月発売された5Gスマートフォンを香港在住の携帯電話研究家、山根康宏が紹介する。

 2024年11月に発表・発売された5Gスマートフォンは18機種。内訳はファーウェイ 5機種、シャオミ 2機種、OPPO 2機種、realme 2機種、vivo 4機種、その他3機種。ファーウェイがフラッグシップモデル「Mate 70」シリーズ4機種と、折りたたみ1モデルを堂々と発表。realme、シャオミ、nubia、vivoはゲーミング対応モデルを相次いで発表した。

 nubiaは初の可変絞り搭載モデル「Z70 Ultra」を投入。なおnubiaの一部モデルは日本でも発売予定だ。

120W充電対応ゲーミングモデル、realme「GT7 Pro」

 realmeからもSnapdragon 8 Elite搭載モデルが登場。「GT7 Pro」は6500mAh大容量バッテリーに120W充電対応。カメラも5000万画素を2つ搭載し日常使用でも不満の無いスペックに仕上げた。本体カラーは宇宙をイメージした3色展開、キーカラーは「火星」だ。

項目内容
発表日2024年11月4日
価格3699元(約8万円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.78インチ 2780 x 1264ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6500mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n20 / n28A / n38 / n40 / n41 / n66 / n77 / n78
サイズ162.45 x 76.89 x 8.55mm。222.8g

光る冷却ファン内蔵のゲーミングモデル、nubia「REDMAGIC 10 Pro」

 ZTE傘下のnubiaのゲーミングスマートフォンREDMAGICシリーズがSnapdragon 8 Eliteを搭載しリニューアル、2機種が登場。「REDMAGIC 10 Pro」のディスプレイは144Hz駆動、新世代のアンダーディスプレイカメラ搭載で写真やビデオも美しく撮影可能。ショルダーボタンも備えゲームコントロールを容易にする。ゲームプレイを快適にするヘッドフォン端子も備えた。

項目内容
発表日2024年11月13日
価格4999元(約10万8000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.85インチ 2688 x 1216ピクセル、144Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+200万サブカメラ
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB
バッテリー6500mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ163.42 x 76.14 x 8.9mm。229g

7050mAh、120W充電対応のゲーム機、nubia「REDMAGIC 10 Pro+」

 nubia「REDMAGIC 10 Pro」の上位モデルとなる「REDMAGIC 10 Pro+」はSnapdargon 8 Elite搭載など基本スペックは同等であり、メモリ構成は最大24GB+1TB、さらにバッテリーを7050mAhに大型化した。充電速度も120Wと高速だ。なお両モデルともNFCをBYDのEVの電子キーとして使うこともできる。

項目内容
発表日2024年11月13日
価格6299元(約13万6000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.85インチ 2688 x 1216ピクセル、144Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+200万サブカメラ
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成16GB+512GB、24GB+1TB
バッテリー7050mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ163.42 x 76.14 x 8.9mm。229g

可変絞りカメラ搭載のハイエンド、nubia「Z70 Ultra」登場

 nubiaのカメラ強化モデル「Z70 Ultra」はメインカメラにポートレート撮影にも使いやすい35mmのレンズを搭載、f/1.59からf/4.0までの物理可変絞りも搭載しボケを自在にコントロールできる。

 ディスプレイは「REDMAGIC 10 Pro」と同じBOE製でアンダーディスプレイカメラ搭載。側面には半押しできるシャッターボタンも採用し撮影をより容易にしている。背面カラーにゴッホをモチーフにした「Stray Night」バージョンも前モデル同様用意した。

項目内容
発表日2024年11月21日
価格4599元(約9万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.85インチ 2688 x 1216ピクセル、144Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+6400万2.7倍望遠
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB、24GB+1TB
バッテリー6150mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ164.3 x 77.1 x 8.6mm。228g

OPPOのメインライン「Reno13」はサイズを変えて登場

 OPPOの中核となるRenoシリーズがリニューアルして2機種登場。「Reno13」は下位モデルでディスプレイサイズを一回り小さくした。前モデルの「Reno12」シリーズでは無印、Proモデルの違いはカメラ程度だったが、Reno13シリーズでは画面サイズを変えることでユーザー選択枝の幅を広げた。

項目内容
発表日2024年11月25日
価格2699元(約5万8000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 8350
ディスプレイ6.59インチ 2760 x 1256ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5600mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ157.9 x 74.73 x 7.24mm。181g

望遠カメラ性能も強化したOPPO「Reno13 Pro」

 OPPOの中核上位機種「Reno13 Pro」は暗所でも動画撮影に強い5000万画素望遠カメラを搭載し、コンサートやステージの撮影も楽にこなすことができる。「Reno13」と共に女性向けを意識した淡い色合いのボディーで端末そのものにもファッション性を持たせた。

項目内容
発表日2024年11月25日
価格3399元(約7万3000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 8350
ディスプレイ6.83インチ 2800 x 1272ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万3.5倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5800mAh、80W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ162.73 x 76.55 x 7.55mm。197g

ファーウェイのフラッグシップモデル「Mate 70」4機種登場

 ファーウェイのフラッグシップモデルとなる「Mate 70」シリーズが一気に4機種登場した。4機種共通の性能として、メインカメラはf/1.4からf/4.0までの可変絞り対応、中国の衛星通信も利用できる。

 また次世代OS「HaromyOS Next」への対応も予定されている。「Mate 70」はシリーズ下位モデルながら上位モデルレベルの機能を搭載。本体サイズは若干小ぶりで持ちやすさを実現している。なおチップセットは非公開。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格5499元(約11万8000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 9020(推測)
ディスプレイ6.7インチ 2688 x 1216ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+4000万超広角+1200万5倍望遠
インカメラ画素数1300万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、12GB+1TB
バッテリー5300mAh、66W充電(有線)、50W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ160.9 x 75.9 x 7.8mm。203g

ファーウェイのフラッグシップモデル「Mate 70」4機種登場

 ファーウェイのフラッグシップモデルとなる「Mate 70」シリーズが一気に4機種登場した。4機種共通の性能として、メインカメラはf/1.4からf/4.0までの可変絞り対応、中国の衛星通信も利用できる。「Mate 70」はシリーズ下位モデルながら上位モデルレベルの機能を搭載。本体サイズは若干小ぶりで、角を立てた形状とし持ちやすさを実現している。なおチップセットは非公開。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格5499元(約11万8000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 9020(推測)
ディスプレイ6.7インチ 2688 x 1216ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+4000万超広角+1200万5倍望遠+150万スペクトラム
インカメラ画素数1300万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、12GB+1TB
バッテリー5300mAh、66W充電(有線)、50W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ160.9 x 75.9 x 7.8mm。203g

衛星通話も対応のファーウェイ「Mate 70 Pro」

 ファーウェイ「Mate 70 Pro」はMate 70の上位モデルであり、本体サイズの大型化に加え望遠カメラ性能を向上。さらに中国衛星通信を使った音声通話にも対応する。フロントカメラはデュアルでセンサーを含めた3つのパンチホールを備える。512GBモデルはHaromyOS Nextプリインストール版も販売される。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格5499元(約11万8000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 9020(推測)
ディスプレイ6.9インチ 2832 x 1316ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+4000万超広角+4800万3.5倍望遠+150万スペクトラム
インカメラ画素数1300万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、12GB+1TB
バッテリー5500mAh、100W充電(有線)、80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ164.6 x 79.5 x 8.2mm。221g

高剛性ボディーに高容量バッテリ搭載、ファーウェイ「Mate 70 Pro+」

 ファーウェイのフラッグシップ・メイン機「Mate 70 Pro」の性能を高めたモデルが「Mate 70 Pro+」だ。背面は繊維素材を混合した高剛性素材とし、光のあたり具合で表情も変える。バッテリーはSi/Cタイプの5700mAhとより大容量としている。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格8499元(約18万3000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 9020(推測)
ディスプレイ6.9インチ 2832 x 1316ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+4000万超広角+4800万3.5倍望遠+150万スペクトラム
インカメラ画素数1300万(パンチホール)
RAM/ROM構成16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5700mAh、100W充電(有線)、80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ164.6 x 79.5 x 8.3mm。226g

スポーティーデザインの高級機、ファーウェイ「Mate 70 RSR Ultimate Design」

 ファーウェイ「Mate 70 RSR Ultimate Design」はポルシェデザインとコラボしていた時代のデザインを引き継ぐ高級感かつスポーツカーをイメージしたデザインに仕上げたモデル。価格は日本円で20万円超えと強気の設定。壁紙やアイコンも相応しいものにしている。性能は「Mate 70 Pro+」と同等だ。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格11999元(約25万8000円)から
チップセットHiSilicon Kirin 9020(推測)
ディスプレイ6.9インチ 2832 x 1316ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+4000万超広角+4800万3.5倍望遠+150万スペクトラム
インカメラ画素数1300万(パンチホール)
RAM/ROM構成16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5700mAh、100W充電(有線)、80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ164.6 x 79.5 x 8.25mm。251g、256g(赤)

さらに薄くなった2つ折りモデル、ファーウェイ「Mate X6」

 ファーウェイの2つ折りモデルが2023年9月の「Mate X5」から久々にバージョンアップ。「Mate X6」は本体厚みをより薄くした。またカメラはf/1.4からf/4.0の可変絞り搭載に。これでMateシリーズは3つ折りの「Mate XT Ultimate Design」を含む全機種可変絞りカメラとなった。

項目内容
価格12999元(約28万円)から
チップセットHiSilicon Kirin 9020(推測)
ディスプレイ(イン)7.93インチ2440x2240ピクセル、120Hz。
(アウト)6.45インチ2440x1080ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+4000万超広角+4800万4倍望遠
インカメラ画素数(アウト)800万(パンチホール)、(イン)800万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー5110mAh、66W充電(有線)、50W(無線)
5G NR対応バンド非公開
サイズ156.6 x 144.04 x 4.6mm、156.6 x 73.78 x 9.85mm / 9.9mm(革版)。239g

Redmiブランドロゴ一新、シャオミのゲームモデル「Redmi K80」発表

 シャオミのコスパモデルRedmiシリーズのゲーミング機「Redmi K80」が発表。Snapdragon 8 Gen 3を搭載しながら5万円台の価格を実現。バッテリーも6550mAhと大容量だ。3Dデュアルループ循環冷却ポンプと5400mm2の冷却版でチップセットとカメラを効率的に冷却する。なお本モデルから「Redmi」のロゴを変更した。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格2499元(約5万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Gen 3
ディスプレイ6.67インチ 3200 x 1440ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数2000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6550mAh、90W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78
サイズ160.26 x 74.95 x 8.12mm。206g

神ジューデンと高性能チップの高コスパ機、シャオミ「Redmi K80 Pro」

 Snapdragon 8 Elite搭載のシャオミ「Redmi K80 Pro」はRedmiシリーズ最高位となるモデル。カメラは5000万画素デュアル+3200万画素と高性能、バッテリーは120W充電にも対応した。5G NR周波数は新たに1800MHz帯など、n80台にも対応している。ランボルギーニとコラボしたデザインモデルも発売される。

項目内容
発表日2024年11月27日
価格3699元(約8万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Gen 3
ディスプレイ6.67インチ 3200 x 1440ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数2000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6000mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 /
N77 / n78 / n80 / n81 / n83 / n84 / n89
サイズ160.26 x 74.95 x 8.39mm。212g、217g(ランボルギーニ)

美ボディーを進化させたセルフィー機、vivo「S20」

 vivoの得意とするセルフィー&ポートレート特化モデル「S20」が登場。前モデル「S19」と基本スペックは変わっていないが、本体デザインをよりエレガントに変更。中国漢印社のポータブルプリンター「CP2100」と連携しワンタッチプリントにも対応、画面表示やSNSでの画像シェアだけではなくリアルな写真印刷も楽しめる。

項目内容
発表日2024年11月29日
価格2299元(約4万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 7 Gen 3
ディスプレイ6.67インチ 2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成8GB+256GB、12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー6500mAh、90W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ160.35 x 74.18 x 7.19mm。186g(白)、187g

セルフィーだけじゃない、100倍望遠も実用的なvivo「S20 Pro」

 vivoのセルフィーモデルの上位機種「S20 Pro」は5000万画素トリプルカメラを搭載し、人物撮影だけではなく風景の100倍デジタル望遠も実用的な画質の高性能なカメラを搭載した。超広角も5000万画素で風景もあざやかに映し出す。

 vivoのフラッグシップカメラフォンXシリーズの一員に加えられるカメラ性能を誇り、あらゆる写真を美しく取りたいという欲張りな要求に答えたモデルだ。

項目内容
発表日2024年11月29日
価格3399元(約7万9000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9300+
ディスプレイ6.67インチ 2800 x 1260ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+512GB
バッテリー5500mAh、90W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ160.56 x 75.02 x 7.43mm(黒)、745mm(金)、7.5mm(紫)。193g(黒)、193.4g(金)、194.3g(紫)

120W充電対応、SOS通信も可能なvivo「iQOO Neo10」

 vivoのゲーミングライン「iQOO」シリーズの低価格モデル。Snapdragon 8 Gen 3を搭載しながら4万円台で購入可能、シャオミの「Redmi K80」をライバルとする。6100mAhバッテリーは120W充電に対応。内蔵冷却板面積は6400mm2を誇る。

 OriginOS 5の新機能であるトランシーバー無線に対応し、モバイルネットワークが無い場合も最大3Km離れた距離から対応スマートフォンに位置情報などをSOS通信できる。

項目内容
発表日2024年11月29日
価格2299元(約4万9000円)から
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Gen 3
ディスプレイ6.78インチ 2800 x 1260ピクセル、144Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6100mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ162.92 x 75.4 x 7.99mm(黒)、8.1mm。199g(黒)、206g

AI機能も強化したゲーム機、vivo「iQOO Neo10 Pro」

 vivoの高性能モデル「iQOO Neo10 Pro」はゲーム用途もカバーする製品。メディアテックの最上位チップセットを搭載しAI機能も充実している。「iQOO Neo10」のアップグレードバージョンであり、カメラも5000万画素デュアル仕様となった。ボディーカラーは背面をツートン仕上げにした歴代モデル同様のカラーリングも提供。

項目内容
発表日2024年11月29日
価格3199元(約6万9000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 9400
ディスプレイ6.78インチ 2800 x 1260ピクセル、144Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB、16GB+256GB、16GB+512GB、16GB+1TB
バッテリー6100mAh、120W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
サイズ162.92 x 75.4 x 7.99mm(黒)、8.1mm。199g(黒)、206g

realmeの5G入門モデル、「realme V60 Pro」

 2024年6月に発売したrealmeのエントリー5Gモデル「V60」の上位モデルが「V60 Pro」となる。両者背面デザインは大きく異なり、V60 Proはシンプルにカメラを縦に並べたデザイン。とはいえ撮影カメラは5000万画素1つだけしか搭載していない。1000元台モデルだがIP69の防水防塵にも対応しラフな使用も問題ない。

項目内容
発表日2024年11月29日
価格3199元(約6万9000円)から
チップセットMediaTek Dimensity 6300
ディスプレイ6.67インチ 1604 x 720ピクセル、120Hz
リアカメラ画素数5000万広角
インカメラ画素数800万(パンチホール)
RAM/ROM構成12GB+256GB、12GB+512GB
バッテリー5600mAh、45W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n5 / n8 / n28A / n41 / n77 / n78
サイズ165.7 x 76.22 x 7.99mm。197g
山根 康宏

 香港在住。中国をはじめ世界中のモバイル関連イベントを毎月のように取材し、海外の最新情報を各メディアで発信している。渡航先で買い集めた携帯電話は1000台以上、プリペイドSIMカードは500枚以上というコレクターでもある。