レビュー

格安SIM/MVNOで使える「かけ放題サービス」

主要サービスをまとめてチェック

 大手キャリアでは主流となった「かけ放題」サービス。“格安SIM”と呼ばれるMVNOでも、多くの事業者が提供を開始している。

 ここでは、MVNO各社が提供している「かけ放題」サービスを方式別に回線交換、プレフィックス、IP電話の3種類に整理してまとめた。サービス選びの参考になれば幸いだ。なお、月額利用料は特に注記がない場合、税抜となっている。

回線交換方式

 「回線交換方式」は、大手キャリアのかけ放題サービスも採用している方式。通常の電話アプリをそのまま利用できる。MVNOでは、大手キャリアのライトプランと同様の5分間定額をDTIとJ:COMが提供している。また、UQ mobileは、5分かけ放題とデータ通信サービスがセットの「おしゃべりプラン」(1GBで2980円~)を2月22日より提供する予定だ。

サービス月額利用料通話時間(1回)利用回数関連記事
スマモバ398円1分1日50回
DTI SIM780円5分何回でも
J:COM MOBILE
(2月2日~)
850円5分何回でも
UQ mobile
(2月22日~)
2980円~(税抜、データ通信料を含む)5分何回でも
参考:大手キャリアのかけ放題ライトプラン1700円5分何回でも
参考:大手キャリアのかけ放題プラン2700円無制限何回でも

プレフィックス方式

 「プレフィックス方式」は、発信時、相手の電話番号の前にプレフィックス番号を付けて利用する。MVNOが用意した中継電話設備を利用することで、通話料金を下げる仕組みだ。通話相手には通常の電話と同じ電話番号が通知される。また、着信は通常の電話アプリを利用する。

 発信時にプレフィックス番号を追加する手間を省くため、各MVNOはプレフィックス番号を付与して発信する専用通話アプリを提供している。FREETELのスマートフォンでは標準の電話アプリでプレフィックス番号の追加に対応する。

【注 2017/01/31】1月31日にかけ放題サービスを発表した「nuro モバイル」を追加。

サービス月額利用料通話時間(1回)利用回数関連記事
FREETEL399円1分何回でも
840円5分何回でも
IIJmio/BIC SIM600円3分(同一ID間は10分)何回でも
830円5分(同一ID間は30分)何回でも
BIGLOBE650円(非課税)3分何回でも
nuro モバイル800円5分何回でも
楽天モバイル850円5分何回でも
DMM mobile
(2月23日~)
850円5分何回でも
mineo
(3月1日~)
850円5分何回でも
もしもシークス850円5分1日50回
1800円60分1日50回
OCN モバイル ONE850円10分何回でも

IP電話方式

 「IP電話方式」は、携帯電話の音声通話ではなく、IP電話を利用する方式。音声通話非対応のSIMカードでも利用できる。

 発着信に専用アプリが必須となり、通話時にデータ通信を使用するが、他の方式と比べて大幅に割安な料金設定が可能。

サービス月額利用料通話時間(1回)利用回数関連記事
TONE700円10分何回でも
NifMo1300円90分何回でも
イオンモバイル1500円300分何回でも