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豪雨で栃木・福島エリアで通信障害、災害用伝言板は未開設

 関東・東北を中心に各地で豪雨被害が発生し、キャリア各社のネットワークに影響を与えている。

NTTドコモ

 NTTドコモでは、10日19時現在で以下の地域の一部のエリアで3G・LTEの音声通話とデータ通信が利用しづらい、もしくは利用できない状況となっている。

・福島県南会津町
・栃木県那須塩原市
・栃木県日光市

 同社広報によると、実際に影響がでているエリアは、下記地域のうちでもごく一部という。復旧については、現在も川の増水が続いており、基地局まで到達できていない地域もあることから、現時点では未定としている。

au

 auでは、10日19時現在、以下の一部エリアで3G、4G LTEによる音声通話とデータ通信が利用しづらい、もしくは利用できない状況となっている。KDDI広報によると、復旧の見込みは現時点では未定。

・福島県南会津町
・栃木県日光市

ソフトバンク

 ソフトバンクでは、10日19時現在、以下の一部エリアで携帯電話サービスが利用しづらい状況としている。復旧の目途については、現在詳細把握中のため未定としている。

・福島県南会津町
・栃木県日光市

 なお、ソフトバンク広報によると、「Y!mobile」ブランドで提供している1.7GHz帯のLTE・3GサービスとPHSについては、10日19時時点で通常通りの利用が可能としている。

災害用伝言版は稼働せず

 今回の豪雨災害では、各社とも災害用伝言版は稼働していない。NTTドコモ広報は「適宜状況をみて立ち上げる準備はしているが、今のところは稼働させる予定はない」とコメント。KDDIも「稼働させる判断に至っていない」としている。

石井 徹