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NTT Com、MVNO事業者向けに050電話サービスを卸提供
(2015/8/31 12:51)
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、MVNOやケーブルテレビ事業者などに向けて「050IP電話アプリ」の卸提供を開始した。
「050IP電話アプリ」は、050のIP電話番号がユーザーに付与され、携帯電話の通話料金より割安に固定電話や携帯電話に通話できるサービス。NTTコミュニケーションズが個人・法人ユーザー向けに提供している「050 plus」「050 plus for Biz」と同等のサービスとなる。
エンドユーザーが利用できるサービス内容は、基本的には「050 plus」と同様。一般加入電話、IP電話、携帯電話などとの発着信が可能で、20件までの留守番電話機能を搭載。「050IP電話アプリ」や「050 plus」の利用ユーザー同士の通話は無料となるほか、国際電話も割安な料金で利用できる。国際電話については、発信制限も設定可能。通話料金の設定については、卸提供を受けた各事業者が行う形となる。
NTTコミュニケーションズとして提供する「050 plus」に搭載されている「メッセージ機能」と「フォトトーク」については、「050IP電話アプリ」には搭載されていない。また、「050IP電話アプリ」で着信を受けるためには、アプリを起動させておく必要があり、「050 plus」が備える、「プッシュ着信通知機能」は非対応となっている。アプリが起動していない状態で着信があった場合は、留守番電話でメッセージを預かり、メールで通知される。
同アプリでは、エンドユーザーが利用するためのアプリと、番号発行や料金請求のシステムがあわせて提供される。アプリでは提供事業者名を任意に設定でき、サービスを利用するためのAPIも提供される。MVNOやケーブルテレビ事業者などが自社サービスに、割安な通話サービスや会員同士での無料通話サービスとして組み込むことができる。
上婦負ケーブルテレビ、近鉄ケーブルネットワーク、本庄ケーブルテレビなどが「050IP電話アプリ」のサービスを導入することを決定している。