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BluetoothとMIDIでスマホ・タブレットと連携、ローランドの新電子ピアノ

 ローランドは、家庭向け電子ピアノのラインナップを刷新し、基本性能の強化に加えて、MIDI対応のBluetooth機能を搭載した4機種9モデルを9月下旬に発売する。

「LX-17」
「HP605」

 新たにラインナップされた4機種「LX-17」「LX-7」「HP605」「HP603」では、あらかじめ録音した音を再生する従来の電子ピアノとは異なり、グランドピアノの内部構造を仮想的に再現し、演奏と同時にピアノ音を合成する「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を搭載。88鍵すべてで対応し、発音数も無制限となっている。

 鍵盤には木材と樹脂のハイブリッド構造を採用、搭載スピーカーにもグランドピアノの音場感を再現する技術が採用されている。ペダルは深さによる減衰の違いを再現。鍵盤ふたで本体電源のオン・オフが可能になっている。

 電子ピアノとして初めてというMIDI対応のBluetooth機能を搭載する。プラスアドが提供しているiOS向けの電子譜面アプリ「piaScore」と連携でき、譜めくりをペダルで行えるようになる。また、譜面の演奏動画をアプリ上で再生した際は、Bluetoothのオーディオ機能により、動画の音声を電子ピアノのスピーカーから再生できる。スマートフォン・タブレットに搭載の曲を伴奏として本体スピーカーで再生し、一緒に演奏することも可能。

 このほか、ローランドが提供するアプリ「Piano Designer」(iOS、Android)により、アプリ上でピアノの大屋根やキーオフノイズといった音の調整が行える。

太田 亮三