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「モンスト」がアニメ化決定、ゲームと連動も

 ミクシィのXFLAGスタジオは、スマートフォン向けゲームアプリ「モンスターストライク」(モンスト)を題材にしたアニメを制作し、10月10日より配信を開始する。1話7分、毎週土曜日配信のYouTube専用アニメとして制作され、字幕により英中韓の多言語に対応。アニメの内容に応じてアプリが連動する企画も予定されている。

アニメ・モンスターストライク キービジュアル

 アニメのモンスターストライクは、ニンテンドー3DS版モンスターストライクと同時に企画されたもので、YouTubeに最適化した長さやストーリーで制作される。主人公はモンストをプレイする少年、焔レン。現実の世界にモンスターが襲ってきたら……というモンストのプレイヤーの視点を基本に、「オラゴン」を始めとするキャラクターを呼び出しバトルを挑んでいく。アプリではディフォルメされているモンスターがリアルになって登場するのも見どころになっている。

 アニメのストーリーの進行により、アニメで倒されたボスが、アプリにも降臨するといった連動企画を用意。また、2015年度中に発売を予定しているニンテンドー3DS版は、アニメで予定しているキャラクターやストーリーを収録した内容になる。

制作スタッフ

原作:モンスターストライク
エックスフラッグスタジオ 総監督:木村弘毅
モンストアニメプロジェクトマネージャー:鈴木洋平
監督:市川量也
ストーリー・プロジェクト構成:イシイジロウ
シリーズ構成・脚本:加藤陽一
キャラクターデザイン原案:岩元辰郎
モンスターデザイン原案:近藤雅之
プロデューサー:平澤直
アニメーションプロデューサー:宮崎裕司
アニメーション制作:スタジオ雲雀/ウルトラスーパーピクチャーズ

キャスト

小林裕介(焔レン役)
福島潤(オラゴン役)
Lynn(ヒロイン役、8月2日に公開)

プロモーションビデオの様子

「ミニアニメではなく、本番をYouTubeでやる」

 21日には都内で記者向けにアニメ制作発表会が開催された。登壇した総監督の木村弘毅氏は、「みんなで見るものにしたい」と、みんなで楽しめるというアプリと同じコンセプトを継承したとし、アプリのユーザーの中心層という中学生にも浸透しているYouTubeが配信プラットフォームに選ばれたことも、攻略動画などの盛り上がりとあわせて、「非常に合理的なこと」と語った。

 今後は、アプリで実施しているコラボレーションなども、アニメ版に反映させていく企画もあるという。また、ゲーム会社らしく、さまざまな仕掛けや謎もアニメの中に盛り込んでいくという。木村氏は、「YouTube用にミニアニメを作るのではなく、本番(のアニメ)をYouTubeで配信するということ」と、クオリティにもこだわった内容になる様子を語っている。

 この日、プロモーションビデオも公開され、スマートフォンを手に主人公がバトルに挑む様子や、渋谷の街をバハムートが襲うといったシーンが明らかになった。

 発表会では、GoogleのYouTube担当者や、“YouTuber”のマックスむらい、HIKAKINが登壇して期待を語ったほか、制作スタッフによるトークセッション、アニメのキャストから3名の声優によるトークセッションも実施され、7分アニメとして制作されるアニメ版モンストの魅力、制作時のポイントなどが語られていた。

発表会の模様

総監督の木村弘毅氏(右)
グーグル 執行役員 YouTubeパートナーシップ日本代表の水野有平氏(中央)
“YouTuber”として期待を語ったマックスむらい(左)、HIKAKIN(右)
制作スタッフのトークセッション。左からイシイジロウ氏、加藤陽一氏、岩元辰郎氏、平澤直氏、市川量也氏
岩元氏が描いた初期のキャラデザイン。すでにいくつかの要素が予見されている
キャストは3名が登壇。左から小林裕介(焔レン役)、福島潤(オラゴン役)、Lynn(ヒロイン役)

(C)mixi,Inc.

太田 亮三