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ドコモとルネサンスがヘルスケア事業で業務提携

 NTTドコモとルネサンスは、ヘルスケアサービス事業で業務提携を実施すると発表した。企業などに向けたヘルスケアプログラムを共同で展開する。また、ルネサンスのフィットネスクラブで、ドコモの開発する顧客管理サービスを取り入れる。

 ルネサンスは、フィットネスクラブや、スイミングスクール、テニススクールなどの施設を全国に展開する企業。ドコモでは、子会社のドコモ・ヘルスケアが「ムーブバンド」というウェアラブル機器を利用するヘルスケアサービス「WM(わたしムーブ)」を提供している。

 今回の提携により、両者の持つノウハウや施設、サービスを活用した統合型のヘルスケアサービスを提供する。日常生活での活動記録とフィットネスクラブでの運動データを連携させて、健康状態を把握し、インストラクターや管理栄養士による、利用者個人に合わせたアドバイスを提供する。このヘルスケアサービスを、企業や健康保険組合、自治体へ、福利厚生サービスとして提案していく。

 また、ドコモが開発しているフィットネス事業者向けの顧客管理サービス「Fit-Link」を、2015年内にルネサンスの各施設で導入する。フィットネスクラブでの運動データと、日常生活における健康データをあわせて管理できるという。

 このほか、ドコモ・バイクシェアが各地の自治体などと展開しているサイクルシェアリング事業において、ルネサンスの店舗でサイクルポートを設置して、共同で利用喚起を図っていく。

石井 徹