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ファンから3000コマの写真を募集、GLAYの名曲MVをスマホアプリで
(2015/3/2 12:39)
GYAOは、人気アーティストのGLAYの人気曲をスマートフォンアプリで制作するプロジェクト「つづれ織り~so far and yet so close~MV Project」を実施する。ポニーキャニオン、GLAY所属事務所のラバーソウルとともに実施されるもの。ファンが専用のスマートフォンアプリを使い、指定された構図の写真を撮影。約3000枚の写真をまとめ、GLAYの名曲のミュージックビデオ(MV)に仕上げられる。
今回制作されるミュージックビデオは、GLAYファンからバラード曲のなかで人気1位に選出された「つづれ織り~so far and yet so close~」のもの。シングルカットもされず映像もなかった、ファンのみぞ知る名曲とのことで、今回のプロジェクトを通じて、初めてミュージックビデオが制作されることになった。
使用時には「撮影スタート」「コマを変更」というメニューがある。「撮影スタート」を選ぶと、画面上には、「撮影条件」として、たとえば「20代女性」「赤系のカットソーとベージュ系のパンツを着用してください」「背景は青空の公園」と細かな条件が案内される。さらに被写体のポーズも半透明のイラストで表示される。指定された服装、場所をファン自身が用意した上で、ポーズをとって、イラストに重なるよう撮影する。
およそ3000コマの写真を募集するとのことで、アプリメニューで「コマを変更」を選べば、異なる場面を選べる。条件が全く違う場面のコマになることもあるが、何度もコマを変更していると、同じような場面になるとのこと。最初にアプリを立ち上げて、指定された条件を用意しているうちにアプリが終了してしまい、再起動したらまったく別の場面だった――というときも、コマを変更してみれば、最初に表示された場面と同じようなコマになる。なお、応募写真が少ないコマが優先的に案内されるようになっている。
こうして投稿された写真は、1秒につき10コマ、およそ5分程度の動画にまとめられる。指定される構図に従って写真を集めていくと、ストーリー仕立てになっているとのことで、カット割や脚本は、GYAOのブランド再構築を担当をした博報堂ケトルの橋田和明氏が担当した。
ファンが参加できるというコンセプトをGLAY自身が望み、楽曲配信に注力するGYAOがアプリ開発を担当した。ちなみにアプリを利用する際には、利用規約に同意する必要があるが、この規約の文言もファン目線に沿いながら、高圧的な表現にならないよう配慮した。
ファンにとっては、GLAYの楽曲MVに自分自身が出演できるチャンスとなる今回、写真の募集は3月15日までとなっている。