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ドコモ、iPhoneで使える「おサイフケータイ ジャケット」10月下旬発売

 NTTドコモは、iPhoneでもおサイフケータイの各種サービスを利用できる「おサイフケータイ ジャケット01」を開発、10月下旬に発売する。価格は本体が5000円程度、専用ケースが1000円程度になる見込みで、割賦で購入することも可能。10月7日開催の展示会「CEATEC JAPAN 2014」の同社ブースで展示される。

ケース内で挟み込む、単体利用も

 「おサイフケータイ ジャケット」は、モバイルFeliCaチップを搭載したiPhone向け製品。iPhone専用アプリ「おサイフリンク」をインストールしてからBluetooth Low Energyで接続すると、おサイフケータイ用の各種サービスを利用できる。専用ケースに装着して、ケースとiPhoneで挟み込むような形で利用できる。ケースに入れずに単体で使うこともできる。

専用ケース

 対応機種は、iPhone 5s/5c/6/6 Plus、iPad Air、iPad mini Retinaディスプレイモデルで、iOS 7.1以上で動作する。他キャリア、あるいはSIMロックフリーのiPhoneやでも利用できるとのことで、ドコモ回線を利用してないユーザーでも「おサイフケータイ ジャケット01」だけを購入して利用することもできる。

 150mAhのリチウムイオン電池を内蔵し、おサイフケータイとして10回、Bluetoothの接続通信時間が1分の場合で、約2.5カ月動作する。電池残量は3段階のLED表示でわかる。microUSB経由で充電する。大きさは約86×51×4.2mm、重さは約22g。カラーはグレー。

対応サービス

 対応サービスは、ANAの旅客機搭乗手続きサービス「スキップサービス」、ヨドバシカメラのポイントカード「ゴールドポイントカード」、JCBの決済サービス「QUICPay」、楽天Edyの電子マネー「楽天Edy」、ローソンのポイントカード「ローソンモバイルPonta」、そしてドコモのクレジットサービス「iD」となる。このうち発売当初から利用できるのはANAとヨドバシのサービスで、iDは12月、QUICPayは2014年度内に利用できるようになる。楽天EdyとローソンモバイルPontaの対応時期は未定。

 モバイルSuicaなど、その他のサービスについては、利便性向上に向けて検討をしているものの、現時点では未定としている。

関口 聖