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ドコモの迷惑メール対策が一部終了、「未承諾広告※」がほぼゼロに

 NTTドコモは、迷惑メール対策の1つである「未承諾広告※メール」を拒否する設定について、対象のメールがほぼなくなったとして、今後終了すると発表した。iモードとspモードは2014年2月20日、mopera Uでは2014年4月9日以降、終了する。

 かつて、迷惑メールの1つとして、ユーザーにとっては不要な広告メールが氾濫していたことを受け、2002年、迷惑メールを規制する法律が施行され、そうした広告メールには「未承諾広告※」というサブジェクトを入れることが必須となった。違反すると罰金などが課せられていたが、その後、2008年には迷惑メールを規制する法律の改正で、広告・宣伝のメールはユーザーの事前同意が必要となった。このため「未承諾広告※」を用いるメールが減少し、現在はほとんどなくなった。そのため今回ドコモでは、「未承諾広告※」というタイトルのメールを拒否する設定を終了することにした。

 なお、他キャリアではauが同じく、未承諾広告※のメールがほぼなくなったとして、2010年6月12日付で、「未承諾広告※メール」の拒否機能の提供を終えている。ソフトバンクでは、携帯電話からのメールになりすますパソコン発の迷惑メールをブロックする機能などとまとめて「未承諾広告※メール」を拒否する形で、現在もサービスが提供されている。

関口 聖