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ソニーが「Xperia Z1」発表、日本でも提供へ

Xperia Z1

 ソニーは、Androidスマートフォンの新機種「Xperia Z1」を発表した。今週以降、日本を含むグローバル市場で提供される。

 「Xperia Z」は、Android 4.2を採用したソニーの新型スマートフォン。ソニーの総力を結集した機種と位置付けられ、ディスプレイやカメラなどで先端技術が用いられている。

 その外観は、今春登場した「Xperia Z」で採用された、フラットな「オムニバランスデザイン」を踏襲しつつ、4つの角は球状と言えるほどの丸みで、手のひらへでホールドした際にも馴染みやすい形。側面を構成するフレームは、アルミ板から削りだし、継ぎ目がないもの。このアルミフレームは通信用アンテナとしての性能も備える。防水性能を備えつつ、イヤホンジャックはキャップレスタイプとなっている。

 5インチ、フルHD(1080×1920ピクセル)サイズのトリルミナスディスプレイ for mobile、16GBのストレージ(ROM)、2GBのメモリ(RAM)を装備する。チップセットはクアルコム製のMSM8974(クアッドコア、2.2GHz駆動)。IPX5/IPX8準拠の防水性能、IP5X準拠の防塵性能を備える。バッテリーは3000mAhの内蔵型。大きさは144×74×8.5mm、重さは170g。ボディカラーはBlack、White、Purpleの3色。

卓上ホルダは、接点にマグネットを用いて、スムーズに装着可能。付属するアタッチメントを使うことで、「Xperia Z1」にカバーを装着していても卓上ホルダで充電できるという。NFC対応の腕時計型端末「SmartWatch 2 SW2」、回転して角度を調整しながら被写体を自動的に撮影していくスタンド「Smart Imaging Stand IPT-DS10M」も用意される。

ソニーの技術をフルに活かしたカメラ、アルバムも進化

 約2070万画素のカメラでは、サイバーショットやハンディカムといった、ソニーのデジタルイメージングデバイスで培われた技術を反映。F値2.0、広角27mmで薄型非球面のレンズ「G Lens」や、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、そして信号処理エンジン「Bionz」を搭載する。これにより2070万画素で撮影できるほか、「プレミアムおまかせオート」では800万画素サイズで記録しつつ、ノイズを検出して低減しつつ、夜景ではメリハリを効かせ、肌はなだらかで美白になるような処理をするなど、1枚の写真のなかでも写り込んだ被写体に応じて画質処理するという機能を実現した。ズーム機能では、光学ではなくデジタルでのズームとなるが、拡大してもノイズを抑えた形で切り出せる。また動体検出なども活かしてブレをおさえて撮影したり、暗がりでも感度を上げつつノイズを抑えて撮影できる。

 カメラを活かすアプリも4種類プリセットされる。「Social live」は撮影中の動画をFacebookで生中継しながらシェアできるアプリ。「Timeshift burst」はシャッターを切った瞬間に1枚、そしてその前後に30枚ずつ、計61枚の写真を連写する機能で、シャッターチャンスを逃さないアプリ。「Info-eye」はワインのラベルやランドマークなどを撮影すると、その関連情報を検索してくれる。「AR effect」はディスプレイ上に恐竜などを表示して、被写体と合成して記録できる。

 アルバムアプリは、ソニーのフォトストレージサービス「PlayMemories Online」と融合。写真一覧は、端末内の写真とオンライン上の写真をまとめて表示しつつ、スピーディな操作が可能。オールシンク機能をサポートし、パソコンの写真も全て同期してアルバムアプリで確認できる。なお、「PlayMemories Online」はサービスのリニューアルがあわせて発表されている。

9月14日からソニービルでイベント

 ソニーモバイルでは、9月14日~29日に、タッチ&トライイベント「Xperia Z1 Japan Premiere」を開催する。会場は東京・銀座のソニービル。日本でも登場する予定の「Xperia Z1」の実機に触れられるイベントとなる。

関口 聖