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次期Androidのコードネームは「KitKat」、ネスレとコラボも

 米グーグルは、同社Webサイトにおいて、次期Androidのコードネームを「KitKat」と命名したことを明らかにした。

 これまでAndroidの開発中のバージョンは、お菓子の英名にちなみ、アルファベット順でコードネームが付与されてきた。たとえばバージョン 1.5はCupcake(カップケーキ)、1.6はDonut(ドーナッツ)、2.0はEclair(エクレア)……といった具合だ。商用化された最新バージョンであるAndroid 4.3はJelly Beanと呼ばれていた。次は「K」が頭文字となるお菓子の名前になると見られ、「Key Lime Pie」というコードネームだとされていたが、今回、「KitKat」という名称になった。

 ただし、明らかにされたのは名称のみ。機能面については何も触れられておらず、グーグルのサイトでは「全員が素晴らしい体験をできるようにすることが、我々(Android開発チーム)のゴール」とだけ記されている。

 KitKatという名称は、ネスレの商品で、日本でも発売されているチョコレート菓子にちなんだもの。今回の発表にあわせて、Kit KatのWebサイトでは、Androidのキャラクターであるドロイド君が登場するなど、グーグルとコラボレーションしたコンテンツが公開されている。お菓子そのものをガジェットのように扱い、サイズなどを「Tech Spec」(技術的な仕様)として示しているほか、「KITKATのCBO(チーフ ブレイク オフィサー)」という人物によるプレゼンテーション動画も公開。その内容はアップルの新製品を紹介する動画を彷彿とさせる出来映えに仕上げられている。

 ネスレ日本では、日本国内で今回のコラボを祈念した特別版の「Kit Kat」を発売すると案内している。

 このほか、Androidの責任者であるSundar Pichai氏は、ソーシャルサービスの「Google+」において、Kit Katで作られたようなドロイド君の写真を公開している。

関口 聖