東京国際スマートフォンアプリアワード、グランプリ決定

　モバイル・コンテンツ・フォーラムと2013東京国際スマートフォン アプリアワード実行委員会は、2013年2月に募集を行いファイナリストを選出していた「2013 東京国際スマートフォンアプリアワード」の表彰式を開催した。表彰式にて各賞や特別賞、賞金100万円のグランプリなどが発表された。

　今回で第2回目となる「2013 東京国際スマートフォンアプリアワード」は、一般部門のほかに学生部門を新設。Windows 8のタブレットをターゲットにしたテーマも新たに設けられている。応募数は一般部門63点、学生部門121点、合計184点。学生部門を新設したことなどもあり、第1回目の約2倍の応募があった。

一般部門

　一般部門でグランプリ（最優秀賞、賞金100万円）を受賞したのは、「びゅーんととばす せかいいっしゅう すごろく『そらたび』」で、開発は株式会社大広とビービーメディア株式会社。表彰式では大広の代表が挨拶し、「身近な旅をテーマに、一点突破でやろうと決めた」と目標やテーマを明確にして取り組んだ様子を紹介。すごろくの仕組みを基本としながら、飛行機を飛ばす感覚的な部分にも注力したことを語った。

　優秀賞（賞金30万円）は2作品で、「レトロパチンコ タイムマシーン」（唐鎌千里、宮城善雪）、「甘い言葉 -SWEET WORDS-」（株式会社アンティー・ファクトリー）がそれぞれ受賞した。

グランプリを受賞した「びゅーんととばす せかいいっしゅう すごろく『そらたび』」

株式会社大広、ビービーメディア株式会社から代表者が登壇

一般部門のファイナリスト

司会は、審査委員も務めたニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏。アンバサダーの大学生、和田早矢（写真左）、本田玲奈（写真右）も出席した

表彰式の模様

学生部門

　学生部門では大賞が1作品、特別賞が2作品、そのほか協賛企業賞として8作品がそれぞれ選ばれた。特別賞は募集時には設けられていなかったが、大賞の審査時に3作品が拮抗したことから、大賞を逃した2作品のために急遽設けられた。

　大賞を受賞した「トキカネ」は、朝の“二度寝”にエンターテイメント性を加えることで朝寝坊を防ごうというアプリ。開発した大石氏は「半年以上前に考えたものがやっと受賞でき、嬉しい。昔の自分が怠惰だったおかげで思いついたが、（受賞したことを考えると）悪くなかった」と会場の笑いを誘いながら、これまでを振り返っていた。

学生部門大賞の「トキカネ」

学生部門のファイナリスト