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イルミが光る「AQUOS PHONE EX SH-04E」、ARメイクアプリも

イルミが光る「AQUOS PHONE EX SH-04E」、ARメイクアプリも

 シャープ製の「AQUOS PHONE EX SH-04E」は、女性ユーザーをメインターゲットにした、Android 4.1搭載スマートフォン。withシリーズの1つ。1月25日発売予定で、1月23日~24日に事前予約を受け付ける。端末価格は、月々サポートや店頭の割引施策などを含めた実質価格で2万円台後半になる見込み。

 手の小さな女性でも片手で無理なく操作できるようにとの配慮から、本体横幅を64mmに設定。その一方で画面の大きさも重視し、狭額縁の4.5インチHDディスプレイ(720×1280ドット、1677万色表示)を採用したのが特徴となっている。

 ボディサイズは約128×64×10.9mmで、重量は約145g。全般的に丸みを帯びたボディデザインとし、手に取った際の持ちやすさ向上を図った。また、メインディスプレイを覆うガラス部分もラウンド仕上げ。本体フレームとの境目が緩やかな角度となるため、柔らかい印象になるという。

 外観面では、端末下部にイルミネーションを装備したのが特徴。女性向けフィーチャーフォンのように、画面点灯時や着信時などにキラキラと光る。カラーや点灯パターンも設定メニューから変更できる。

 このほかにも女性向け機能として、資生堂と共同開発したアプリ「ビジンメークナビ」をプリセットする。“AR(拡張現実)”を利用し、化粧の色味などを疑似再現するという内容。まずインカメラでユーザーの顔を捉えると、リップやチーク、アイシャドーなどを施した画像が表示される。適用される化粧は、資生堂「マキアージュ」シリーズの実際の製品。使う化粧品を型番で選ぶこともできる。

 化粧品は個々人によってマッチするものが異なるとのことで、「ビジンメークナビ」によって、実際の色味などを事前にチェックでき、購入のヒントにできるとしている。なお、「ビジンメークナビ」はGoogle Playなどでは配信されておらず、現時点ではSH-04Eでのみ利用可能。今後も機能更新される予定で、マキアージュの新商品が追加されていく予定。

 いわゆる“カメラ女子”のニーズを踏まえ、カメラ性能も重視した。外側カメラは約1310万画素、自分撮り用の内側カメラは約120万画素で、いずれも裏面照射型CMOS。手振れ補正機能も光学式・電子式の両方をサポートする。

 スマートフォンとしてのスペックは、おもにCPUなどの面で2012年冬モデル「AQUOS PHONE ZETA(SH-02E)」の要素を継承しているが、本体のフレーム形状や画面サイズなどは完全に異なり、新規モデルという位置付け。例えばディスプレイはS-CG Silicon液晶となっており、IGZOではない。ただし、静止画面表示時の書き換え抑制による省電力化、バックライト透過率の改善など、IGZOの一部機能はS-CG Silicon液晶でも実現されている。OSはAndroid 4.1になった。

 AQUOS PHONE ZETAとの比較では、バッテリー(容量2000mA)の取り外しが新たに可能になった。「おくだけ充電」も新規サポートし、充電台は専用タイプが製品パッケージに同梱される。

 1.5GHz駆動のクアッドコアCPU(APQ8064)、16GBのストレージ、2GBのメモリを採用。おサイフケータイ(NFC決済含む)、ワンセグ、赤外線通信など、フィーチャーフォンでおなじみの機能もサポートする。なお、ワンセグはアンテナ内蔵式(伸縮アンテナなし)だが、イヤホン接続によって感度が向上する。

このほか、Bluetooth 4.0、DLNA/DTCP-IP、Wi-Fi(テザリング)、microSDXCカード(最大64GBまで)などに対応する。なお、NOTTVは非対応。Xiの通信速度は下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbps。下り最大112.5MbpsのXi通信は未サポートとなっている。

 ボディカラーはPink、White、Black。「ビジンメークナビ」をプリセットすなど、女性を多分に意識したスマートフォンではあるが、WhiteやBlackは男性にも十分フィットするとしている。連続待受時間はLTE時が約350時間、3G時が約370時間、GSM時が約340時間。連続通話時間は3G時が約530分、GSM時が約580分。

関口 聖

森田 秀一