au、説明書リサイクル活動で東日本大震災を支援


 KDDIと沖縄セルラーは、リサイクルを通じて東日本大震災を支援する活動を発表した。

 auは、2007年より携帯電話の取扱説明書や説明チラシのリサイクル回収を実施しており、古紙の売却代金で森林保全活動を行っている。今回、この活動を通して東日本大震災を支援する活動を行う。

 まず、甚大な被害を受けた岩手県釜石市では、林業の復興と森林資源の再活用を目指す「森の貯金箱プロジェクト」と連携し、地元の間伐材を使ったバスの待合所およびベンチを寄付する。具体的には、2012年11月~2013年2月末にも待合所5基、ベンチ18基が寄贈される。なお、この待合所などは、仮設住宅でも採用されたパネル化した部材を活用することで、解体や移設、増改築が容易としている。

 また、auのオンラインショップから端末を購入したユーザーを対象に、東北の間伐材を使った携帯スタンドをプレゼントする。さらに、KDDIの森林保全活動で排出されたヒノキの間伐材を使った卓上カレンダーも全国のauショップで配布する。いずれも宮城県南三陸工場で製作される。

 携帯スタンドは、11月20日10時受付分から、卓上カレンダーは11月下旬より全国のauショップで提供される。予定数量に達した時点で配布は終了する。携帯スタンドは1000個、卓上カレンダーは7万個が用意される。



 

(津田 啓夢)

2012/11/16 17:33