ドコモ、GALAXY S II LTE SC-03DをAndroid 4.0に


 NTTドコモは、サムスン製のAndroidスマートフォン「GALAXY S II LTE SC-03D」向けに、OSをAndroid 4.0にバージョンアップするソフトウェア更新の提供を開始した。

 「GALAXY S II LTE SC-03D」をAndroid 4.0にバージョンアップすることで、OS標準機能として提供される「フェイスアンロック」機能のほか、サブメニューのリスト化や、設定メニューのカテゴリ分けなど、表示メニューも変更される。また、バッテリー残量表示にも対応する。ドコモが提供する電話帳やiコンシェルなどのアプリも追加される。

 バージョンアップにより、一部の設定は初期化されるほか、エリアメールの受信履歴と登録情報も初期化される。Bluetoothのバージョンは3.0+HSから3.0+EDRに変更される。プリインストールされていた「Flash Player」は、最新版でない場合はAndroid 4.0へのバージョンアップにともない削除されるため、継続して利用する場合は予め最新版にしておく必要がある。

 このほか、不具合の修正として、画面をスクロールした際に、タップしてもスクロールが止まらない場合があるという事象が改善される。

 更新はWi-Fi、もしくはサムスン提供の「Samsung Kies」をインストールしたWindowsパソコン経由で行う。更新は手動操作で、自動更新は行えない。Wi-Fiでは公衆無線LANの「docomo Wi-Fi」でも行える。Wi-Fi経由の更新ではGoogleアカウントに加えてSamsungアカウントが必要で、Samsungアカウントの設定にはSIMカード(ドコモUIMカード)が必要。

 更新にあたっては本体メモリに約280MB以上の空き容量が必要。バージョンアップ中は通話を含め、ほかの機能を利用できない。更新にかかる時間はWi-Fiで約30分、パソコン経由の場合は約40分。更新後、端末のビルド番号は「IMM76D.OMLPH」になる。


 

(太田 亮三)

2012/10/31 12:20