Android 4.1搭載、1.7GHzクアッドコアの「HTC One X+」


 HTCは、Android 4.1を搭載するスマートフォン「HTC One X+」を発表した。欧州や北アジアでは10月、南アジアでは11月に発売されるが、日本での発売は案内されていない。

 「HTC One X+」は、今年2月に発表された「HTC One X」をベースに、さまざまな点でスペックアップがはかられたモデル。先代モデルと比べ、Android 4.0から4.1になり、クアッドコアCPUのTegra 3は1.5GHz駆動から1.7GHz駆動となった。内蔵ストレージは64GBで、「X+」のLTE版は、「X」LTE版と比べて67%通信速度が向上したとのこと。バッテリーは2100mAhで、通話時間は50%向上した。

 HTC独自のユーザーインターフェイス(UI)も最新版となり「HTC Sense4+」と名付けられている。カメラ機能では、これまでも可能だった、動画撮影中の静止画撮影などに加え、「HTC Sense 4+」によって自分撮り用のセルフポートレートモードなどが新たにサポートされた。また写真や動画を閲覧するギャラリーアプリは、撮影時間や場所に応じた分類も可能となっている。

 音楽再生では、HTCが出資するBeats Audioの技術を採用し、高品質なオーディオを楽しめる。

 新たに「HTC Get Started」と呼ばれる機能が追加される。これは、「HTC One X+」を購入して使い始める際、パソコンのWebブラウザで専用サイトにアクセスして個人設定などを行えば、端末にも反映されるというもの。より手軽にセットアップできることを目指した機能となってる。

 大きさは134.36×69.9×8.9mm、重さは約135g。4.7インチで表面がGorrila Glass 2で保護されたSuper LCD 2ディスプレイを装備する。

 このほかHTCでは、既存モデルの「HTC One S」「HTC One X」向けに、10月中にもHTC Sense 4+を提供する方針を明らかにしている。ただし日本向けモデルの「HTC J」については、HTC Nipponではコメントを控えており、提供されるかどうか、明らかにされていない。




(関口 聖)

2012/10/4 15:11