Android端末をDTCP-IP対応にする「Twonky Beam」公開
パケットビデオは、Android 4.0搭載端末向けに、AV機器と連携して録画した番組をスマートフォンで視聴できるようにする「Twonky Beam(トゥウォンキー ビーム)を公開した。利用料は無料。
「Twonky Beam」は、スマートフォンで撮影した写真や動画、あるいはスマートフォン経由でアクセスできるYouTubeなどの動画を、DLNA対応のテレビに外部出力して視聴できるアプリとして提供されてきた。その一方で、今年5月のNTTドコモ夏モデル発表会では、アプリ側でDTCP-IPを備えることで、レコーダーで録画した番組をAndroid 4.0搭載端末で視聴できるようになる、という新機能が発表された。
この新機能を搭載する「Twonky Beam」は、NTTドコモのAndroid 4.0搭載スマートフォン6機種にプリセットされるほか、Google Playでも公開される予定とされていたが、今回そのDTCP-IP対応「Twonky Beam」がダウンロードできるようになった。また最新版では、著作権保護としてPlayReady、HLS/AESをサポートする。動画配信サービス「U-NEXT」のプレミアムコンテンツを再生し、テレビに出力して視聴することもできる。
パケットビデオでは、現時点での対象のAndroid 4.0端末は「Sony Tablet S」「GALAXY NEXUS SC-04D」「AQUOS PHONE st SH-07D」の3機種と案内。その他の機種は検証次第、随時追加するとしている。またレコーダー側では、ソニー製のBlu-rayレコーダー「BDZ-AX2700T」「BDZ-AT970T」「BDZ-AT950W」「BDZ-SKP75」「BDZ-AT770T」が現時点で動作が確認されている。これらの機器では、3月28日に公開されているアップデートを実施している必要があり、どの録画モードでも「Twonky Beam」で再生できる。
同社親会社のNTTドコモによれば、ドコモ以外のAndroid 4.0搭載機器でもTwonky Beamは同じように動作するとのこと。
2012/6/13 12:07