7色展開のPHS版「PANTONE WX01SH」
「PANTONE WX01SH」は、シャープ製の折りたたみ型PHS端末。これまでソフトバンクモバイルの多色展開モデルとして提供されてきた「PANTONE」シリーズだが、今回、ウィルコムのPHS端末として登場した。8月発売予定。
色彩規格のPANTONE社とのコラボモデルとなる「PANTONE」シリーズ初のウィルコム端末。デザインのベースとなったのは、ソフトバンクモバイルで2010年11月に発売された「PANTONE 3 001SH」。001SHも、幅広い層をターゲットとしたローコストのエントリーモデルだが、WX01SHは001SHからデザインやソフトウェア、部材を共通化することで、さらにコストを抑え、安価に「だれとでも定額」などのウィルコムのサービスを利用したい人をターゲットとした端末として作られている。
WX01SHのラウンド形状の外装は、001SHとほぼ同形状となっている。カラーバリエーションも、001SHで採用されていた10色のカラーから、幅広い層に受け入れられやすいゴールドやホワイト、ブラックといった7色が選ばれて採用されている。キーのデザインは001SHと同様の、立体形状の「アークリッジキー」で、適度な大きさと指に掛かりやすい凹凸形状により、爪の長い女性にも操作しやすくなっている。
外部接続端子は、ソフトバンクモバイルやNTTドコモのW-CDMA端末で採用されているのと同じ形状のコネクタを採用するが、充電とヘッドセット接続にしか用いられず、データ通信やアンテナ接続には対応しない。なお、パッケージには充電器は含まれず、別売りのACアダプタを購入する必要がある。SIMカードやW-SIMカードのスロットはないが、最大32GBのmicroSDカードに対応。バッテリーパックは001SHのものと同形状だが、WX01SH用の型番のものが使用される。
2.9インチのワイドQVGA(400×240ドット)ディスプレイを搭載し、赤外線通信が利用できる。ベースモデルでは320万画素だったカメラは200万画素となったほか、ウィルコムのPHS端末らしく、フルブラウザ、Eメール、Javaアプリが利用できる。一方、ベースモデルのウィジェット、ワンセグ、Bluetoothは非搭載となった。メニュー画面は、ベースモデルと同等だが、利用できるサービスの違いによる部分などは調整されている。
大きさは50×102×17.4mm、重さは約93g。パケット通信は、PHSの1X、4Xに対応する。ボディカラーは、ゴールド、ピンク、ビビッドピンク、イエロー、ブルー、ホワイト、ブラック。
2012/5/29 12:47