聞きやすさが進化、キーデザイン改良の「簡単ケータイ K012」


「簡単ケータイ K012」 ゴールド

 「簡単ケータイ K012」は、聞きやすさや操作のしやすさを主眼に据えたシニア向けの京セラ製携帯電話。折りたたみ型の丸みのあるボディで、IPX5/7準拠の防水、IP5X準拠の防塵に対応。同時に発表された「URBANO PROGRESSO」と同様の「スマートソニックレシーバー」を搭載する。5月下旬以降に発売予定。毎月割適用時の価格は、新規契約で1万円台後半、機種変更で3万円台前半。

 240×400ドットの3.0インチTFT液晶ディスプレイを搭載し、画面内の文字やピクトなどは大きめに表示。背面のモノクロサブディスプレイでも大きな文字で日時などを表示する。あらかじめ登録しておいた相手の番号にすばやく電話をかけられる定番の“ワンタッチキー”を用意しているのはもちろん、従来同様のスライド式電源スイッチを端末下部に配置し、その他の十字キーやテンキーなどのサイズも大きめにデザインするなど、操作のしやすさにこだわった設計となっている。

 側面には、ユーザーからの要望が多かった音量調節ボタンが新たに追加されたほか、音声読み上げ機能、音声認識機能、歩数計機能も従来機種から継続して採用。画面上のソフトキーに対応するハードウェアキーをわかりやすく色付けして表示する「光で操作ナビ」のほか、約515万画素のCMOSセンサーを備えたオートフォーカス対応カメラも備えている。インカメラは非搭載。

 同時に発表された京セラ製スマートフォン「URBANO PROGRESSO」と同じく、受話口を廃し、ディスプレイを振動させることによって音声を出力する「スマートソニックレシーバー」を搭載した。騒音下でも聞き取りやすくなるほか、音の間に環境音を入れることで聞き取りやすくなる「なめらか通話」、聞き取りにくい音域を調整する「はっきり通話」、相手の音声の速度を遅くする「ゆっくり通話」などの機能で、さらに聞こえやすくすることができる。また、端末のマイクで周囲の音を集音し、スマートソニックレシーバーやイヤフォンから聞くことのできる「聞こえアシスト」機能も新たに開発。簡易的な補聴器のように利用できる。

 CPUは「QSC6075」、データフォルダ容量は約100MB(または1000件)で、最大32GBのmicroSDHCカードを利用できる。赤外線通信、Eメール、Cメール(SMS)、緊急地震速報に対応。通常サイズのSIMカード(au ICカード)を利用でき、充電用の卓上ホルダーが同梱される。ワンセグや、おサイフケータイ、Wi-Fi、Bluetooth、国際ローミングには非対応となる。

 大きさは約109×50×17.2(最厚部21)mmで、重さは約126g。ボディカラーはゴールド、ホワイト、ピンク、ネイビーの4色。バッテリー容量は790mAh。連続待受時間は約470時間、連続通話時間は約240分。


ホワイトピンク
ネイビー

 




(太田 亮三/日沼諭史)

2012/5/15 10:27