カシオ、スマホの手書き文字をテープに印刷できる「memopri」


 カシオ計算機は、専用のテープに手書き文字などをプリントできる電子文具「memopri」を4月20日に発売する。価格はオープン価格。機能別に3機種が用意されており、店頭予想価格はタッチパネルを搭載した「MEP-T10」が1万円前後、スマートフォンとBluetoothで連携できる「MEP-B10」が8000円前後、パソコンとUSBで接続する「MEP-U10」が6000円前後となっている。


左から「MEP-T10」「MEP-U10」「MEP-B10」

 

 「memopri」3機種はいずれもWindowsパソコンとUSBで接続でき、パソコンの豊富なフォントを利用して、文字を専用テープに印刷できる。定型文やタイムスタンプ、印刷履歴から再度印刷する機能も用意されている。専用テープは付箋紙のように使え、裏紙の無いタイプで貼りやすく剥がしやすいとしている。

 スマートフォンと連携できる「MEP-B10」は、BluetoothのSPPプロファイルを使い、Androidスマートフォンと連携可能。本体発売までにGoogle Playで公開される無料の専用アプリを利用することで、手書き文字の印刷が可能になる。「MEP-B10」本体は8台までスマートフォンをペアリング可能。スマートフォンの対応機種は、Android 2.3以上で800×480ドットのディスプレイを搭載したモデル。

 このほか、「MEP-T10」は「memopri」本体にタッチパネルディスプレイを搭載しており、スタイラスペンを使って手書き文字を印刷できる。カレンダーと時計機能を搭載しており、デスク上のメモツールとしても利用できる。「MEP-U10」はパソコンとの接続のみに対応する。

 交換用テープは幅が9mm、12mm、18mmの3種類が用意され、長さは5mで2巻セット。カラーはぞれぞれ白、黄色、ピンクが用意される。価格は幅9mm、12mmがそれぞれ500円、幅18mmが700円。

 電源はACアダプターで、「MEP-T10」のみ単3形電池4本で駆動させることもできる。

 「MEP-T10」の大きさは約119×146×67mmで、重さは約375g。「MEP-B10」の大きさは約61×118×68mmで、重さは約240g。「MEP-U10」の大きさは約61×118×68mmで、重さは約235g。

 

(太田 亮三)

2012/4/5 16:41