au、「F001」で災害・避難情報が受信できない事象


 KDDIは、auのフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)「F001」向けにソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」の提供を開始した。

 今回の更新では、大規模災害などが発生した際に国や自治体から配信される「災害・避難情報」が受信できないことがあるという不具合が解消される。なお、auが3月以降に提供予定の「津波警報」の配信は、「災害・避難情報」に対応した機種で利用できるようになっており、今回の更新を適用しなければ津波警報の受信にも支障がでることになる。

 なお、更新の適用前に、この事象が発生していれば、バッテリーの脱着、電源のON/OFFで、一時的に復旧できる。「F001」単体で事象が発生しているかどうか把握できないが、周囲の人には配信しているのに自分は届いていない、あるいは配信元の自治体から「災害・避難情報を配信した」と公表されても自分には届いていない、といったことがあれば判断できる。「災害・避難情報」は対象エリアのユーザーへ一斉に配信され、メールのようにサーバーに蓄積されることはない。

 更新所用時間は約3分。更新は無料で行える。対象ユーザーには「auからのお知らせ」というメッセージが配信される。更新日時の予約機能が用意されており、auでは就寝中などの時間帯での予約を勧めている。




(関口 聖)

2012/2/9 11:39