媒体接触時間や有料アプリなど、D2Cがモバイルの利用動向調査


 ディーツー コミュニケーションズ(D2C)は、スマートフォンの利用動向を調査し、その結果をまとめた。調査は、10月に全国の15~69才の男女3096人を対象に実施されたもので、パソコンからのインターネット調査でアンケートが実施された。調査会社はマクロミル。

 所有する端末の割合は、フィーチャーフォンが79.4%、スマートフォンが15.3%で、併用するユーザーは5.3%となった。接触するメディアは、フィーチャーフォンが以下の順番になった。

1)パソコンでのネット利用(175.3分)
2)テレビ(164分)
3)ラジオ(31.3分)
4)フィーチャーフォンでのネット利用(25.9分)

 これに対して、スマートフォン利用者は以下の通りで、フィーチャーフォン利用者の方がテレビやラジオなどへの接触時間が長い結果になった。

1)パソコンでのネット利用(148.4分)
2)テレビ(136分)
3)スマートフォンでのネット利用(70.4分)
4)スマートフォンでのアプリ利用(53.2分)

 また、1日あたりのネット利用時間は、フィーチャーフォン利用者が平均49.2分、スマートフォン利用者が73.2分となった。なお、インターネット利用者の割合は、フィーチャーフォン52.7%に対して、スマートフォンは96.2%となった。

 1カ月あたりの有料アプリおよび有料コンテンツの利用は、フィーチャーフォン利用者が62.7%、スマートフォン利用者が58%利用者の平均利用金額は、フィーチャーフォン883円、スマートフォン513円となり、いずれもフィーチャーフォン利用者が高かった。金額別の割合は、フィーチャーフォン利用者が「300~500円」(15.7%)、「100円未満」(11.6%)、「100~300円」(11.3%)、「500~1000円」(11.3%)の順で、スマートフォン利用者が「100円未満」(22.9%)、「100~300円」(12.5%)、「300~500円」(11.5%)となった。

 スマートフォン利用者の1カ月あたりの平均アプリダウンロード数は3.9個。有料アプリは79%がダウンロードしておらず、ダウンロードした利用者は21%となった。1カ月あたりの平均有料アプリダウンロード数は0.5個だった。

 このほか、ネットショッピングの利用状況は、フィーチャーフォンユーザーの43.6%、スマートフォンユーザーの49.3%が利用経験があると回答した。3カ月以内のネットショッピング利用平均額は、フィーチャーフォン利用者が1万556円、スマートフォン利用者が1万269円となった。

 

(津田 啓夢)

2011/12/14 18:20