KDDI、「セカイカメラZOOM」「セカイファインダー」を提供終了


 KDDIと沖縄セルラーは、auのフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)向けに提供してきたアプリ「セカイカメラZOOM」「セカイファインダー」について、11月30日でサービスを終了する。これに先立ち、10月20日でアプリの新規ダウンロードも終了となる。auのARサービスは今後、スマートフォン向けサービスが中心となる見込み。

 今回サービス終了するアプリは、どちらもKDDIと頓智ドットによる、auのフィーチャーフォン向け(拡張現実)アプリ。「セカイカメラZOOM」は携帯電話をかざして、その方向にあるエアタグなどの情報を得るアプリで、もう一方の「セカイファインダー」は携帯電話のカメラで、実際の空間にある長方形を認識して対応コンテンツなどを提供するアプリとなっている。

 サービス終了の背景について、KDDIでは「スマートフォンの拡大に伴い、フィーチャーフォンでのサービス提供の必然性が低下したため」としている。利用者数は非公開。携帯電話と現実を連携させるARサービスに関して、KDDIでは9月、フランスのTotal Immersion(トータルイマージョン)とAR事業で提携しており、今後はスマートフォン向けサービスを中心に展開する見込み。

 




(関口 聖)

2011/10/17 16:33