米HP、webOSの端末事業の打ち切りを決定


TouchPad

 米Hewlett-Packard(HP)は、18日に発表した決算報告書の中で、webOS事業の打ち切りを明らかにした。

 HPは、タブレット端末「TouchPad」やwebOS搭載ケータイといったwebOS関連の端末事業を打ち切る予定であることを明らかにした。その理由は、HP内部のマイルストーンに到達できず、財務目標としても達成しなかったことにあるという。HPでは、webOSのソフトウェア資産を活かせるような形を模索していく方針だ。

 webOSは、HPが買収したPalmが開発したスマートフォン/タブレット向けのソフトウェアプラットフォーム。スマートフォン向けのプラットフォームとしては後発であり、iOSやAndroidなどの特長をフォローしている。「Palm Pre」や「Palm Pixi」といったPalm時代の製品のほか、2010年7月にHPに買収されてからはタブレット端末「TouchPad」や、スマートフォン「Pre3」「Veer」などが登場していた。

 




(津田 啓夢)

2011/8/23 19:30