GALAXY S IIが上空30kmへ、ユーザーからのメッセージを表示


 サムスン電子は、NTTドコモから発売されたスマートフォン「GALAXY S II SC-02C」を使った「Space Balloon プロジェクト」の詳細を発表した。

 同プロジェクトは、ソーシャルメディアにてユーザーから募ったメッセージをGALAXY S IIに載せて、上空に飛ばすというもの。「みんなの希望を宇宙へ打ち上げよう」というコンセプトで、7月15日~17日にかけて気象観測用のバルーン「Space Balloon」を使ってGALAXY S IIを上空30kmの成層圏まで打ち上げ、Facebook、Twitter、mixiで寄せられたメッセージを上空で表示し、その様子を特設サイトでライブ配信する。

 表示したいメッセージは特設サイト経由で投稿可能。集まったメッセージのうち、1日につき約1000名、3日間で約3000名分のメッセージが、打ち上げられたGALAXY S II上に表示される。リアルタイム投稿も受け付ける予定。

特設サイトリハーサルの模様

 バルーンが打ち上げられるのは米国ネバダ州。打ち上げの様子は特設サイト上でもライブ配信されるが、プロジェクト初日となる7月15日には、東京・六本木ヒルズのマドラウンジにて、ユーザーとともに中継を楽しむイベントが行われる。

(左から)チョウ ホンシク氏、オウ チャンミン氏

 今回の発表に際して来日した、同社 無線事業部 東南アジア輸出Group長 専務のチョウ ホンシク氏によれば、今回のプロジェクトは日本向けに企画されたものだという。打ち上げられる端末も日本仕様のものとなる。同氏は、「今後もフラッグシップ端末をいち早く日本に届けたい。サムスン製端末のユーザーの生活がスマートになることを祈っている」と語り、日本市場に対して今後もコミットメントしていく意向を示した。

 また、サムスンテレコムジャパンの端末営業部 部長のオウ チャンミン氏は、「人と人をつなげたい、ということで、企画を検討し始めたのは4月。子供の頃、空を見上げて宇宙に見た夢をGALAXY S IIを通して伝えたい。感動を日本のユーザーと分かち合いたい」と、プロジェクトを企画した経緯を説明。同氏によれば、30km上空で端末が正常に動くかどうかを確認するため、マイナス50度の冷凍庫に端末を入れてテストしたエピソードなども明らかにした。

東京・六本木ヒルズに期間限定で設置されているGALAXY CAFEでは、GALAXY S II本体のタッチ&トライに加え、同端末用の各種アクセサリーにも触れられる



(湯野 康隆)

2011/6/23 23:47