ソフトバンク、テンキー搭載スマートフォン「007SH」
ソフトバンクモバイルは、一見すると従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)のようなスタイルを採用したAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」を6月中旬以降に発売する。
「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」は、回転2軸ヒンジを採用したスウィーベルスタイルのシャープ製Androidスマートフォン。多くのスマートフォンでは、大型ディスプレイで、主に画面タッチで操作する形式が主流だが、「007SH」はフィーチャーフォンの形状とほぼ同等で、その操作性もフィーチャーフォン風に仕上げられていることが大きな特徴となる。愛称の「THE HYBRID」は、スマートフォンとフィーチャーフォンを混ぜ合わせたもの、という「007SH」の特徴を表わしている。
テンキー部は、数字キーや*、♯といった定番キーのほか、発話キーや終話キー、方向決定キーが用意されている。方向決定キーの周辺には、メールキー、ブラウザキー、メニューキー、BACKキーがあり、フィーチャーフォンのソフトキーに近い役割を果たす。発話/終話キーの間は、これまでのシャープ製3G端末の多くでクリア/バックキーが割り当てられているところだが、「007SH」ではDEL(デリート、削除)キーが配置されている。
方向決定キーの操作では、フィーチャーフォンを踏襲した部分として、右を押すとアドレス帳、左を押すと着信履歴が表示され、決定キーを押すとメインメニューとも言えるアプリ一覧が表示される。一方、上下キーはやや異なる役割で、下キーを押すとAndroidの各種通知画面が引き下ろされる。上キーはAndroidのホーム画面操作に切り替わり、左右キーでホーム画面上のウィジェットやアイコン、ホーム画面の切り替えが可能となっている。
アプリによっては、方向決定キーで操作できないものも存在すると見られるが、こうしたアプリについては、「007SH」のディスプレイをタッチして操作できる。ディスプレイ下部には静電方式のタッチキーとして、左からMENUキー、ホームキー、BACKキーが用意されている。ディスプレイを回転させて折りたたむと、やや画面サイズは小さいが、フルタッチのスマートフォンとて利用できる。テンキー下部には検索キー、ホームキー、カメラ/マナーモード切替キーが用意されている。終話キーは長押しすると電源のON/OFFもできる。メール画面などでは、テンキーを使って文字入力できる。文字変換機能はiWnn。
ミスティブルー | ボルドー |
ホワイト | ブラック |
ソフトウェアプラットフォームはAndroid 2.3。ビデオ通話できる「Qik」(クイック)、オンラインストレージサービス「Dropbox」のアプリがプリインストールされるほか、シャープオリジナルのホームアプリ「ラウンドホーム」も用意される。
1610万画素CCDカメラを搭載し、HD動画を撮影できる。防水・防塵仕様(IPX5/IPX7、IP5X)も備える。おサイフケータイやワンセグ(3D対応)、赤外線通信、Bluetooth 3.0、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)、GPS、3Gハイスピード(下り最大14.4Mbps、上り最大2.0Mbps)、緊急地震速報などに対応する。チップセットはクアルコム製のMSM8255で、「006SH」と同じだが、こちらはCPUのクロック数が1GHzとなる。
大きさは約51.8×113×19.3mm(最薄部16.8mm)、重さは約140g。連続通話時間は約230分、連続待受時間は約300時間。約3.4インチのフルワイドVGA(854×480ドット)、最大6万5000色表示のNewモバイルASV液晶ディスプレイは、3D表示にも対応する。microSDHCカード対応で、最大32GBまで利用可能で、パッケージには2GBのメモリカードが同梱される。ボディカラーはミスティブルー、ボルドー、ホワイト、ブラック。
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2011/5/20 11:05