50MBiモーションやコンテンツ一括配信などiモードサービス拡充


 NTTドコモは、2011年夏モデルのフィーチャーフォン向けに動画サービス「iモーション」を拡充し、最大50MBの動画データをサポートする。

50MBのiモーションに対応

 iモーションは現在、最大10MBの動画データに対応している。夏モデル以降、50MBのiモーションが新たに利用できるようになる。対応モデルは、L-10C、F-11C、F-07Cを除く夏モデルのiモード端末9機種。

 50MBに対応したことで、従来分割配信していた動画も分割することなく提供できる。たとえば、1話30分のアニメ番組は分割配信となっていたが、1話丸ごとダウンロードが可能になる。長尺映像を配信したり、より高画質な映像を提供したりできる。なお、iモーションの動画は、SDカードを経由して機種変更した先のiモード端末でも視聴できる。



iモードコンテンツをパッケージ配信可能に

 さらに、夏モデルのiモード端末から、iモードコンテンツのパッケージダウンロードが可能になる。コンテンツプロバイダーは、写真や動画、絵文字、きせかえツール、などのコンテンツを自由に組み合わせて、最大99個、60MBまでのコンテンツをまとめて配信できる。たとえば、音楽アルバムとジャケット写真をパッケージとして配信したり、キャラクターの絵文字やマチキャラ、iアプリなどをセット配信したりと活用できる。

 コンテンツプロバイダーは、パッケージ配信するコンテンツのURLリストをXMLデータとしてまとめるだけで利用できるため、新たにコンテンツを開発する必要はない。ユーザーがパッケージコンテンツをダウンロードすると、XMLのリストに従って1つずつ順番にダウンロードされていく。端末のデータフォルダには新たにコンテンツパッケージの専用フォルダがあり、ダウンロードされたコンテンツはそこへ記録される。

 サービス開始時に、イマジニアやインターネット、エンターメディア、ザッパラス、デジマース、フェイス・ワンダーワークス、ボードウォーク、メディアドゥ、レコチョク、JVCネットワークらがコンテンツを提供する予定。



 




(津田 啓夢)

2011/5/16 22:17