ソフトバンク、「S-1バトル」最終決戦を中止


 ソフトバンクモバイルは、携帯電話向けに作成された芸人によるネタ映像のコンテスト「S-1バトル」で勝ち残った芸人たちによる最終決戦を中止すると発表した。今後、芸人による東日本大震災復興活動の支援を行う。

 「S-1バトル」は、ユーザー投票でより面白いネタ動画を選んでいくコンテスト。レギュレーションを変更した2010年度は、5組の“殿堂入り”芸人と、敗者復活戦を経た4組の芸人、あわせて9組の芸人によって、3月26日、「第3回沖縄国際映画祭」の会場で最終決戦が開催される予定だった。この最終決戦で優勝すると、芸人が事前に表明していた夢を実現させるという、「お笑いドリームサポート」という賞が贈呈されるはずだったが、そうした事前表明や最終決戦の前に、東日本大震災が発生し、最終決戦は延期されていた。

 ソフトバンクモバイルでは、最終決戦に出場予定だった芸人が示したという被災地での復興活動への意欲に賛同したとして、今回、最終決戦を中止することにした。また、芸人の活動を支援するとして、吉本興業の被災地復興プロジェクトである「あおぞら花月」の開催費用負担など金銭面での支援を実施する。

 今後の「S-1バトル」については、開催そのものを含め、検討するとのこと。ソフトバンクモバイルのユーザー向け動画配信コンテンツである「S-1プレミア」では4月からメールで動画配信が再開されている。

 

(関口 聖)

2011/5/10 17:06