ソフトバンク、HTC Desire向け「Android 2.2」を10月上旬提供


 ソフトバンクモバイルは、「HTC Desire(X06HT)」と、9月下旬以降発売の「HTC Desire X06HTII」向けに、ソフトウェアプラットフォームの最新版「Android 2.2」を10月上旬より提供する。

 「Android 2.2」は、今年5月に発表された、Androidの最新バージョン。ソフトバンクモバイルでは10月上旬より「HTC Desire」向けに同バージョンを提供する。Android 2.2では、さまざまな新機能が追加されており、「HTC Desire」をアップデートすることで以下の機能が利用できるようになる。

  • アプリ実行速度の高速化
  • WebブラウザのJavaScript高速化
  • Flash 10.1対応
  • HD動画撮影のサポート
  • Androidマーケットでのアプリ一括・自動アップデート
  • アプリのmicroSDカード保存
  • Bluetooth経由でのアドレス交換
  • 新API「Cloud to Device Messaging」のサポート

 このうち、「Cloud to Device Messaging」については、対応サーバーを用意する事業者のサービスで利用できるとのことだが、ソフトバンクモバイルではそういったサーバーを用意する予定は現在のところないとのこと。また、Android 2.2でサポートされている機能の1つで、いわゆる「テザリング」については利用できない。

 このほか、Android 2.2の提供にあわせ、S!メール(MMS)を利用できる専用アプリ「SoftBankメール」(無料)がAndroidマーケットで提供される。同アプリを使うことで、「HTC Desire」でも「 @softbank.ne.jp 」「 @x.vodafone.ne.jp 」というメールアドレスで、絵文字入りメールを含めたメッセージをやり取りできるようになる。同アプリは、Android 2.2対応となり、Android 2.1の「HTC Desire」では利用できない。また、かつてS!メール(MMS)を利用していたユーザーが同アプリを導入すると、以前使っていたメールアドレスが復活して、再び利用できるようになる。アプリをダウンロードした後、ユーザー側で設定する必要はなく、そのままS!メール(MMS)が利用できるようになる。

 



(関口 聖)

2010/8/27 15:42